中国ダブルイレブンとは?2022年はいつから?速報や独身の日の由来や人気商品を徹底解説

ダブルイレブン(W11 / 独身の日)とは、毎年11月11日に開催される、中国における年間最大のECショッピングイベントです。

今年もダブルイレブンまで2か月となりました。今回は、ダブルイレブンが誕生した背景、近年のダブルイレブンのトレンド、人気商品について解説します。

中国最大級のECセールダブルイレブン(W11 / 独身の日)とは?

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ダブルイレブン(W11)とは、毎年11月11日に中国で行われている独身の日(シングルデー)を祝うイベントです。

この日に目を付けたアリババグループが、独身者はシングルデーにショッピングを楽しもうと呼びかけ、2009年から毎年11月11日に大がかりなショッピングイベントを仕掛けています。

日本でいう所のAmazonのプライムデーや楽天スーパーセールみたいなものでしょう。アメリカだとブラックマンデーが近いイベントに当てはまります。

11月11日(ダブルイレブン/独身の日)に買い物を行うようになった理由とは?

11月11日とは、1(シングル)が4つ重なる独身者の日として、1990年代に大学生が始めた単身者向けのパーティーやイベントを行う日で、贈り物をプレゼントし合うことが流行しました。

それに目をつけたECサイト「アリババ」が、2009年からダブルイレブンに合わせた販促イベントを実施したのです。

初回の販促イベントが非常に好調だったため、アリババ以外の京東など他のECモールも合わせても大型セールを行うようになりました。

ダブルイレブンにおける売上は右肩上がりに成長し続け、今では中国最大のECイベントとして認識される日となりました。

11月11日(ダブルイレブン/独身の日)の歴史とは?

天猫ダブルイレブンイベントは今年で13年目を迎え、年々売上を大幅に伸ばし続けています。以下に過去の売上推移を記載します。

2020年:天猫ダブルイレブンの取引額は5403億元

2019年:天猫ダブルイレブンの取引額は2684億元

2018年:天猫ダブルイレブンの取引額は2135億元

2017年:全取引額は1682.69億元

2016年:235の国と地域をカバーし、取引額は1207億元超え

2015年:取引額912億元超え

2014年:取引額571億元

2013年:最終取引額352億元

2012年:191億元到達、内天猫マーケット132億元、タオバオ59億元

2011年:2200の店舗が参加、天猫ダブルイレブンの売上額は33.6億元に昇り、タオバオと天猫合計52億元に

2010年:711の店舗が参加し、9.36億元まで上昇

2009年:27のブランドが参加、天猫ダブルイレブンの売上額は0.5億元に

 

近年のダブルイレブンのトレンドとは?

開始時間が早くなり、キャンペーン期間が長くなる

もともと独身の日(ダブルイレブン)とは11月11日当日を指していましたが、徐々に前売り利か間をもうけるようになり、一日だけのイベントではなく、大幅なセール期間になりました。

昨年の独身の日(ダブルイレブン)の前売りは10月20日からスタートし、3週間ほど続くセール期間となっています。 しかし、消費者がキャンペーンに対して倦怠感が出てきているという意見もありました。店舗が売上をアップするため、前払金が返金できないルールを利用し、売上を確保するようになったことで、さらに消費者の購買意欲が低下することになりました。

 

割引率はますます小さくなり、ルールは複雑になっている

毎年、ダブル11のルールはますます複雑になっており、店舗クーポン、ライブ配信クーポン、定額注文の割引、秒殺キャンペーン(異常な低価で時間限定で販売する)などのイベントに参加し、最大の割引を得るためには、より多くの時間と労力が必要になっています。 また、割引率は数年前より小さくなったと消費者は理解しているようです。

 

ライブコマースの利用の増加

RED、Douyin、Kuaishouなどのライブ配信プラットフォームの増加に伴い、天猫をはじめとする伝統的なECプラットフォームが衝撃を受け、ダブル11にも影響を与えました。

現在、ライブコマースの低価格販売や各セールの影響により、以前ネット上で唯一の最も安いショッピングセール日は以前のように消費者の注目を集めることができなくなったと言われています。

売上金額が伸びてはいますが、今後はプラットフォームが分散されることで売上の伸びが鈍化したり、各プラットフォームを合併することも起きる可能性があります。また、共同富裕の考え方もあり、一極集中型ではなく、プラットフォームが分散されることが今後考えられます。

 

ダブルイレブンで人気の商品とは?

近年のダブルイレブンではどのような商品が売れているのでしょうか?

2021年度のダブルイレブン総決算データから人気商品を紹介します。

売上第一位は家電製品、二位はスマートフォン、三位は衣服となっています。

ちなみに618大セールでもこちらの商品が売上ランキングの上位のなっており、家電や携帯電話などの高額商品をセールのうちに買いたいと考える人が多いことがわかります。

家電製品部門の中では特にパソコンとテレビが人気の傾向にあり、パソコンではLenovo、テレビでは海信が売上一位を記録しています。

スマートフォン部門では中国ブランドのOPPOが第一位を記録し、わずかの差でAppleが第二位となりました。近年はスマートフォン部門で中国ブランドが伸びてきている印象です。

衣類部門ではUNIQLOが売上の75%を占めて圧倒的一位となっています。

また、売上ランキングにはランクインしなかったものの、伸び率が高かった商品として、第一位が女性用ナプキン/衛生用品、第二位が美容機器、第三位がキャットフードとなりました。

 

2022年のダブルイレブンセールはいつから始まる?

9月8日に予告された天猫からのスケジュール情報によると、2022年のダブルイレブンは10月24日夜8時から予約販売がスタートし、10月31日に第一回の特価キャンペーン販売、11月10日に第二回の特価キャンペーン販売、販売開始時間は両日とも中国時間夜8時(日本時間夜9時)からスタートとなります。

2022年ダブルイレブンに備えて準備しよう!

今年の天猫ダブルイレブンは期間延長やタオバオライブの活用など、更に大規模なショッピング期間となりそうです。

また、グローバル商品への特別供給やサポートが行われるなど、中国国外からも熱い視線が注がれる市場となっています。

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