【2024年】中国ネット通販ECアプリランキングTOP10位を発表!月間利用ユニークデバイス数ランキング
中国ではコロナウイルスが大流行している影響で、ネット通販アプリの利用数が急増しています。
今回は、2023年10月までの集計データをもとに、【2024年最新版】中国ネット通販appのアクティブユーザー数ごとのランキングを紹介します。
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中国で人気通販ECアプリTOP10位
人気通販アプリTOP10位を今から紹介します。
なお、こちらのデータソースは中国の市場調査におけるリーディングカンパニーであるiResearch Consulting Group が発表しているデータになり、信憑性があるものなのでご安心ください。iResearch Consulting Groupはインターネットメディアに特化した中国で最初の専門市場調査会社です。
中国ライブコマースにチャレンジしてみたいとお考えであれば下記を御覧ください。
一位:淘宝(タオバオ)
ユニークデバイス数:6億8232万台
中国で圧倒的なシェアを誇るのが、2003年にアリババグループによって設立されたショッピングサイト、淘宝です。“淘宝(タオバオ)”の意味は、「見つからない宝物はない、売れない宝物はない」。この言葉の通り、商品の取扱数やジャンルも幅広く、「翻訳」や「動画編集」といったサービスまで販売されています。
数あるショッピングサイトの中で圧倒的なシェアを確立している背景には、「徹底したパーソナライズ」「偽物商品の排除」「カスタマーサービスの充実」があります。
徹底したパーソナライズ:淘宝内で検索したキーワードや購入履歴に応じてユーザーの嗜好を分析し、リアルタイムでおすすめ商品が変化していきます。
偽物商品の排除:アリババの決済システムは工夫されており、支払ったお金がプラットフォーム側に一旦デポジットされ、購入者が現物を確認してから、売り手にお金が渡るシステムを導入しています。偽物が横行する中国ではこのシステムはとても画期的で、ユーザーは安心して売買を行うことが可能になりました。
カスタマーサービスの充実:淘宝ユーザーは商品購入前から店舗に直接問い合わせをするケースが多くみられます。これは安心して商品を吟味し、手元に直接届くまでの不安を解消してから購入したいという中国ECの大きな特徴といえるでしょう。また、淘宝では店舗ランク制度が導入されており、問い合わせ対応もこの評価に含まれるため、店舗は購入前のユーザーに対しても丁寧に対応しています。
二位:拼多多(ピンドゥオドゥオ)
ユニークデバイス数:3億4631万台
「拼多多(ピンドゥオドゥオ)」は、2015年に中国・内モンゴル自治区の農村部に住む主婦のリー・スージーが設立しました。他の競合企業が大都市に住む富裕層の囲い込みを急ぐ中、拼多多は地方都市に住む中間~低所得者層をターゲットにし、シェア拡大に成功しました。
近年中国で大きく注目されているのが、ソーシャルメディアを通じて多くの人と共同購入すると商品の価格が安くなる「拼購」と呼ばれるサービス形態です。共同購入により、定価の90%引きの価格になることもあります。
拼多多はこのサービス先駆けとも呼ばれており、衣服や電化製品、食品、どれもほかのサイトの数分の一という低価格で購入できるのが大きな魅力です。
小さな都市や農村に住む価格に敏感なユーザーたちから熱烈な支持を集めたことが、設立からわずか5年でアクティブユーザー数2位にまで上り詰めた理由です。
三位:京东(ジンドン)
ユニークデバイス数:2億7354万台
「京东(ジンドン)」はスマートフォン向けチャットアプリ「WeChat」を運営するテンセントグループの一員です。京东は1998年にMultimediaという名前でインターネット通販をスタートしました。もともとはPC周辺機器を取り扱っていましたが、現在は食品、衣服、家電、生活用品、書籍など幅広いジャンルの商品を取り揃えています。
京東がユーザーから評価されている最大のポイントは、注文してから配達までのスピードが異常に速いことです。京东は自社の巨大な倉庫を各地に構えており、物流ネットワークが他の競合と比べて発達しています。2010年にスタートした「211限時達」という配送サービスでは、午前11時までに注文した商品はその日のうちに配達できることを保証しています。2016年には中国農村部で世界初の商用ドローン宅配便を実用化しました。
4位:美团(メイ トゥアン)
ユニークデバイス数:1億0799万台
美団(メイ トゥアン)は、中国最大の口コミサイトです。主に食品の出前で有名ですが、ネット予約やチケット予約などを購入するユーザーも多いようです。
日本でいうならばリクルートのポンパレや、楽天のRaCouponのような共同購入クーポンサービスです。人気のグルメ、映画、美容院、マッサージ、ホテル等々お得なクーポンを入手することができます。
5位:唯品会(ウェイピンフイ)
ユニークデバイス数:6973万台
「唯品会(ウェイピンフイ)」は2008年に設立され、4年後の2012年にはアメリカにて上場、中国市場におけるアクセサリー・アパレルのジャンルで4位を獲得するなど、急成長を遂げている企業です。
唯品会は独特のコンセプトでユーザーの支持をつかんでいます。オールジャンルの幅広い商品を取り揃えている上記企業とは異なり、大人女性にターゲットを絞り、フラッシュセールスECとして正規商品を手ごろな価格で提供し、高いシェアを獲得しています。
フラッシュセールスECとは、期間限定で割引価格などの特典などがついた商品を販売する方式のことです。
唯品会では100%本物の商品をユーザーに提供するために、もし何かしらの理由で偽物が発送されてしまった場合商品代金全額を保証するサービスを実施しています。過去に中国EC業界では正規ブランド品の流通管理がされておらず、社会問題になりました。このサービスの導入でユーザーは安心してブランド品を購入することが可能になりました。女性顧客を中心に高いリピート率を誇っています。
6位:天猫(テンマオ)
ユニークデバイス数:5640万台
「天猫(テンマオ)」は、2013年に中国のアリババグループがサービスを開始したECショッピングサイトです。アリババグループといえば先ほど紹介した淘宝が有名ですが、淘宝がCtoCのECサイトであるのに対して、天猫はBtoC向けのECサイトです。
今回は6位にランクインしましたが、中国国内で天猫は圧倒的な知名度を誇り、ユニクロやパナソニック、ソニーなどの日本を代表する大企業も越境ECに参入しています。
天猫のユーザーは、いわゆる「90後」と呼ばれる1990年代生まれの若者世代が半数を占めており、「90後」を意識した商品開発やマーケティングが行われています。
天猫は、主に高級志向・本物志向のユーザーニーズに応えるため、厳格な審査をパスした法人のみが出店できるモールとしてスタートしました。そのため、天猫に出店しているショップは信用度が高く、出店すること自体が一種のステータスとなっています。
さらに消費者保護の観点から、第三者決済の採用や、商品到着後7日間以内の返品・交換を自由にするという措置が取られています。
7位:小米商城(シャオミー)
ユニークデバイス数:5334万台
スマートフォンでとても有名な小米(シャオミー)が運営するショッピングサイトです。主にスマートフォン、テレビ、パソコンなどの電子機器、冷蔵庫や掃除機などの生活家電を扱っています。
会社のブランド力がとても高いので、ユーザーは信頼して購入することができるようです。
8位:苏宁易购(スーニン インゴウ)
ユニークデバイス数:4925万台
「苏宁易购(スーニン インゴウ)」は中国大手家電量販店 「蘇寧電器(SUNING)」で知られる蘇寧雲商集団のeコマースサイトです。ランキングこそ8位ですが、家電の分野において消費者から熱い信頼を集めています。
蘇寧易購を運営している蘇寧電器は20年以上もの信頼と実績がある中国を代表する家電通販会社であるため、消費者からの認知度やサービスの信頼度が高く、これがそのままオンライン販売に引き継がれています。
また、広大な中国で郊外地域まで商品を流通させるため、親会社である蘇寧電器が保有する全国93か所の物流センター、1600を超える実店舗を活用して、郊外地域まで行き届いた物流網を形成しています。これによりスピーディーな配送を実現できるほか、実店舗は商品の受け取り拠点や、体験、下見場所としても機能しています。
9位:蘑菇街(モグジエ)
ユニークデバイス数:1427万台
「蘑菇街」(モグジエ)は2011年にアリババ出身の陳琪が操業した女性向けのソーシャルファッションECです。日本でいうWEARとZOZOTOWNを合体したようなサービスで、多くのインフルエンサーやユーザーのコーデが毎日投稿されています。
蘑菇街の特徴は、インフルエンサーによるライブ配信での商品PRです。ライブでは、インフルエンサーが洋服のコーディネートやシーン別の着用提案など、実際に着用しながら商品を紹介します。閲覧ユーザーはコメントやいいねボタンでアクションできる他、購入したくなった場合はすぐに購入することが可能です。
蘑菇街を除けば、中国の女性が今どんなファッションに興味を持っているのかを即座にキャッチすることが可能です。
10位:闲鱼(シァン イー)
ユニークデバイス数:1421万台
闲鱼(シァン イー)とは淘宝が提供するフリーマーケットアプリのことです。日本でいうメルカリのようなサービスです。リサイクルや賃貸、レンタル、また自分の時間(お手伝いや撮影、デザインなど)も販売しています。
中国のフリマアプリ市場はすでに8兆円を超えるといわれています。闲鱼のアカウント数は2億をこえており、そのうちの半数以上が90後の世代です。また、売り手側のアクティブユーザーは1600万人で、売り手の数だけで見ると淘宝を超えています。
また、決済システムを淘宝と共有していたり、淘宝のアカウントさえあれば闲鱼を利用することが可能なため、使いやすく信頼度が高いのも魅力のひとつです。
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中国ではコロナウイルスの影響で、自宅にいることが非常に増えました。そのため、自宅で楽しめるオンラインサービスやECサイトの利用が顕著に伸びています。今まさにコロナウイルスの影響でEC上での爆買が起きようとしています。このチャンスに中国ビジネスにチャレンジしてみるのもありかもしれません。
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