【2024年】中国越境ecサイトの作り方・オススメの始め方を解説

中国ではコロナ禍による外出自粛で、ますます市場が拡大しているEC市場。

今回は「中国越境ECに参入してみたいけど、サイト作成どうすればいいか分からない・何が一番いい方法か分からない」という人のためにECサイトの作り方を紹介します。

中国越境ecサイトを作る3つの方法

現在越境ECを行っている企業がメインで行ってる方法3つを紹介します。

①モールに出店する

まず一つ目は、タオバオやテンマオなどの中国大型ネットショッピングモールに出店する方法です。

最も大きなメリットは出店するだけで多くの人の目にとまりやすい点ですが、デメリットは出店審査が厳しすぎるという点です。

詳しくは以下にまとめましたのでご覧ください。

【最新版】淘宝网 Taobaoとは?出店方法・代行・特徴・使い方までタオバオを徹底解説

【徹底解説】天猫(Tmall)とは?特徴・出店方法・天猫国際、淘宝網との違いや読み方について解説

②独自ドメインを取得し中国越境ecサイトを作る

二つ目は、独自でドメインを取得し越境ECサイトを作る方法です。

以前は比較的簡単に行えた方法ですが、2017年11月に中華人民共和国工業情報化部が交付した通達264号により、現在はかなり難しい方法となっています。

これは中国でインターネットビジネスを行う際に取得しなければならないICPライセンスについての通達で、基準がかなり厳しくなっています。

ICPライセンスには「非営利ICPライセンス」と「営利ICPライセンス」があり、前者は現在も取得が比較的簡単ですが、ECサイト構築に必要な後者は日系企業を含め、外資企業は取得ができないようになっています。

また、現在中国ではインターネットユーザーのほとんどが大型ネットショッピングモールを利用した買い物をメインに利用しており、ライセンスを取得できたとしても、自社サイトへ誘導するまでが至難の業となるでしょう。

③wechatミニプログラムを活用し中国越境ecサイトを作る

WeChatミニプログラムとは、平たくまとめると、WeChat内で動くダウンロード不要のアプリです。

中国13億人の人口のうち10億人がWechatアカウントを取得しており、その7割がWechatミニプログラムを利用したことがあるとテンセントは述べています。

そのためリーチできる層が幅広く、またコスト削減も見込めるため、最も始めやすい越境ECとなっています。

おススメの方法はwechatミニプログラムを活用し中国越境ecサイトを作る

上記で紹介した3つの方法の中で最もおすすめなのはWechatミニプログラムを利用した越境ECサイトです。おすすめする理由は以下の3点。

メリット①ドメインやサーバーを取得する必要が無い

上記②で紹介した通り、現在中国で独自ドメインを取得するのは至難の業です。Wechatプログラムはその必要がなく、開発環境さえあれば誰でも利用することが可能です。

メリット②wechatと組み合わせて集客できる

中国では10億人以上がWechatを利用しているため、ミニプログラムを開発するだけで自社ページまで誘導しやすく、ユーザー同士がおすすめ商品をシェアしてくれるため、他の方法と比較して集客が簡単であるといえます。

メリット③ほかの方法よりも初期費用が安い

OS間や端末毎の差異を考慮し開発するアプリと比べると、WeChatという共通プラットフォームで動くミニプログラムは開発期間を大幅に削減できます。アプリ更新毎に発生するAppマーケットの承認も不要で、メンテナンス性も高く、ユーザーにシームレスなサービスの提供が可能です。通常のアプリやWEBサイトを作るとなると200万以上かかるケースがありますが100万前後でミニプログラムを開発することができます。複雑な要件を交えると値段はあがってしまいますが、アプリやWEBサイトを作るより安価に抑えることが可能です。

カンタンにwechatミニプログラムを活用し中国越境ecサイトを作る方法

ではどのようにWeChatミニプログラムを作成すればよいのでしょうか?

最もおすすめしたいのはWeChatミニプログラムで越境ECモールを簡単に作れるWeiモールです。

テンプレートからサイトのデザインなどを選びほんの少しの時間でミニプログラム上に越境ECサイトがつくれます。さらにECサイトが作れるだけではなく、様々な機能が使えるのがメリットです。

Weiモールについては以下の記事でまとめましたのでご覧ください。

WeChatミニプログラムで越境ECモールを簡単に作る方法とは?

まとめ

WeChatミニプログラムはインバウンド対策をする上では必須ツールとなるのではないでしょうか。まだまだ日本企業で取り入れているところは多くはありません。中国人インバウンドを取り入れていきたい企業さまがありましたら、ぜひWeChatミニプログラムにチャレンジしてみてください。