【RED（小紅書）】を分析して見えた7つの最新トレンドとは？

RED（小紅書）は現在の中国のトレンドを写している鏡のようなSNSだと言われています。RED（小紅書）をウオッチしていると最新のトレンドが把握できます。

そんな中国の流行発信の場となってるRED（小紅書）ですが、「2021年度抖音&小红书美妆行业营销报告」のデータを元にどんなユーザーがいるのか？あるいはどのような商品の投稿などが多いのか？と言った分析をまとめてみました。

RED（小紅書）の最新トレンドを知りたい！という方にお役に立てる記事になってるのでぜひ最後までお読みください。

①RED（小紅書）ユーザーはメイクに関心を持つ

RED（小紅書）では、メイクメモが62.3％とユーザーからの人気が高いのに対して、パーソナルケアは4.5％と表示性が比較的弱いことがわかります。メイクやスキンケアなど美容ジャンルの投稿が人気なプラットフォームだと読み取れます。ただ、日本版RED（小紅書）を見てみると分かるように美容ジャンル以外にも食事や観光スポット紹介やガジェット紹介などの投稿も目立ちます。必ずしも美容ジャンルだけがメインのプラットフォームではありませんが、美容が好きなユーザーが集まりやすい傾向になります。

②2021年RED（小紅書）ユーザーの流行語は化粧水、ランコム、マット？

次はカテゴリーごとの検索数を元にしたランキングを見ていきましょう。美容関連のジャンルを見ていくと「化粧水」の推定検索回数が一番多いことが分かります。RED（小紅書）では商品レビューなどの口コミを見ることが多いので化粧水にまつわるレビューを見るために検索しているのだと読み取れます。

次はブランド名の検索数を元に「ブランド別流行語トップ10」を見てみましょう。ほぼすべて海外ブランドが人気を締めています。Perfect DiaryとUNNY CLUBは、レッドユーザーに人気のある新しい中国ブランドです。また、資生堂も中国では人気が根強いですね。

オールジャンルでの検索数をランキングにしたものです。「黄ばみ・くすみを取る」「白くなる方法」は、ユーザーの美白に対するニーズを反映）「使い方」「初心者」は、ユーザーのチュートリアルコンテンツに対する強いニーズが見られます。

③2021年RED（小紅書）年間人気効能ワード｜アンチエイジングの需要拡大の兆しが見える

次は効能ワードに絞ったランキングです。RED（小紅書）人気効能検索ワードTOP20に見られるように、保湿、栄養補給、水分補給といった基本的なスキンケアへの需要はまだまだ強いようです。さらに、抗酸化、アンチエイジング、抗シワなどの効能ワードが並んでいます。

④年間人気成分ワード｜アンチエイジング、ホワイトニング、アシッドブラシの需要が高い

RED（小紅書）に掲載されている人気成分ワードから、需要の3大トレンド「アンチエイジング」「ホワイトニング」「アシッドブラッシング」に見ることができます。例えば、レチノールやアスタキサンチンには強い抗酸化機能が、アルブチンやアスタキサンチン、ナイアシンアミドには美白効果が、サリチル酸や乳酸、アゼライン酸は酸性ブラッシングの主成分となっています。

⑤2021年RED（小紅書）高投稿数＆エンゲージ数商品ランキング：ヘアスタイリングトラックは、新たな消費者市場になる可能性がある

スキンケアでは、美容液、マスク、化粧水・クリームの内容量・相互作用が良好で、リップクリーム・リップマスクが際立っていました。
パーソナルケアは、コンテンツ量トップ10とインタラクション量トップ10の差が大きく、ウォッシュ＆ケアキットやシャワージェルなど、生活必需品に関する投稿が多くなっています。ヘアカラー、ヘアアップ、パーマロッドなどのエンゲージ数がより高く、そして、比較的競合が少なく、関心の高い潜在的な市場だと考えてられますね。

⑥2021年RED（小紅書）投稿数＆エンゲージ数急増商品ランキング：メンズ市場の高い成長性

投稿数とエンゲージ数の上位10商品から、男性用美容・スキンケア市場は大きな成長の可能性を持っていることがわかります。
コスメ系投稿の急増の中で、メンズフレグランスがTOP6にランクイン。また、男性用スキンケアへの強い要望が、男性用フェイスクリーム、男性用洗顔料、男性用化粧水などを上位に押し上げました。
パーソナルケアのコンテンツ＆インタラクションチャートで、エレクトリックケア製品が多数紹介された。快適さと利便性を求める「怠け者」経済が、新たな消費空間を生み出し続けています。