【2025年版】中国人に人気の観光地ランキングTOP10とは?

「爆買い」と呼ばれる中国人観光客の大量消費行動は落ち着きを見せ、現在は買い物を中心とした「モノ消費」から体験重視の「コト消費」にニーズが変化しているといいます。
では、訪日中国人に人気の観光地はどこなのでしょうか?
今回は中国のOTA(Online Travel Agency)オンライン旅行サイトである携程旅行(Ctrip)において今人気を集めている日本の旅行先と、その人気の理由を紹介します。
▽2024年版のランキングは、弊社公式noteにて公開中です
【2024年版】中国人に人気の観光地ランキング10位とは?
発表!【2025年版】中国人に人気の観光地ランキングTOP10!
本ランキングは、旅行予約サイトTrip.comの大陸版である携程旅行(Ctrip)に掲載されている日本の観光地を、「人気度(热度)順」に並べた際の上位10箇所をまとめたものです。
なぜこの観光地が人気なのか?といった理由・考察とともにご覧ください。
携程旅行については下記記事にて詳しく解説しています。
【2024年】Trip.com(旧携程Ctrip/シートリップ)とは?中国OTAでインバウンド対策
1位:USJ/ユニバーサルスタジオジャパン(大阪府)

△出典:携程旅行(Ctrip)
第1位は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンです。
USJは外国人の入場者数がもっとも多く、口コミの6割以上が外国語、そのうち全体の50%を中国語・英語・韓国語が占めています。近年特に注目されている理由は、任天堂をテーマにしたエリアの存在です。中国も北京にユニバーサル・スタジオがありますが任天堂のエリアはなく、日本ならではの体験ができるとして人気を博しています。
2位:東京ディズニーランド(千葉県)

△出典:携程旅行(Ctrip)
第2位は、東京ディズニーランドです。
日本のディズニーランドはサービスの質やパークの清潔さ、細部にわたる演出が世界的に高い評価を得ており、中国上海にあるにも関わらず多くの中国人が旅行で訪れています。日本の伝統的な要素や四季折々のイベントが、異文化体験を求める観光客にとって魅力的です。
3位:東京ディズニーシー(千葉県)

△出典:携程旅行(Ctrip)
第3位は、東京ディズニーシーです。
中国にも上海ディズニーリゾートがありますが、ディズニーシーはありません。海が近いという立地を生かしたフードや東京ディズニーシー限定のアトラクション、グッズなどがあるため、人気のスポットとなっています。直近では新エリアである「ファンタジースプリングス」がオープンした影響もあり注目されています。
4位:SHIBUYA SKY/シブヤスカイ(東京都)

△出典:携程旅行(Ctrip)
第4位は、SHIBUYA SKY(シブヤスカイ)です。
渋谷の中心にある展望装置で、上空229mから広がる360度の景色を眺められ、東京を代表する2つのスポットである東京タワーとスカイツリーを両方見ることができるのが他には無い魅力です。東京全体を見渡しながら落ち着いた空間で「音楽・ドリンク・スナック」を楽しめるルーフトップバーが非常に人気であり、事前に予約してくる観光客が多くいます。
また中国で近年人気の観光スポットは、ネオンなどの派手な装飾が施された所が多いです。渋谷スカイに向かうまでにあるサイバーパンク的なエスカレーターも、そのような背景から人気です。
5位:ワーナーブラザーズスタジオツアー東京

△出典:携程旅行(Ctrip)
第5位は、ワーナーブラザーズスタジオツアー東京です。
2023年に開業され、世界中で人気の映画「ハリー・ポッター」シリーズのセットや衣装、撮影の裏側を見学できるツアーです。30年間期間限定の開催であり、世界で2番目のアジア初ハリー・ポッターの屋内型施設であり、中国観光客の注目も集めています。イギリスに行かずともハリーポッターの映画製作の舞台裏や、映画に携わったクリエイターの製作物を間近で見られるため、多くの中国人観光客が訪れています。
6位:新宿御苑

△出典:携程旅行(Ctrip)
第6位は、新宿御苑です。
新宿のような人が多く忙しい環境の中でも広々とした自然あふれる公園でリラックスできる点 が魅力のよう様です。また、春には桜、秋には紅葉の名所としてもしられ写真映えするスポットとして人気を集めています。さらに、新宿御苑では、 「森の薪能」「菊花壇展」などのイベントも行っており、 中国人観光客にとってこうしたイベントも人気の理由の一つのようです。
7位:大阪城公園

△出典:携程旅行(Ctrip)
第7位は、大阪城公園です。
大阪城は日本の歴史において重要な役割を果たしており、その壮大な構造と豊富な歴史は観光客にとって魅力的です。また、四季折々の風景が楽しめる広大な公園で、春の桜や秋の紅葉は特に美しく、写真映えするスポットということも人気の一つだと言えます。また、大阪城公園駅を出てすぐ目の前に見えるのが「JO-TERRACE OSAKA」飲食店を中心とした複合型施設もあり、観光しやすい立地も魅力の一つです。
8位:東京スカイツリー

△出典:携程旅行(Ctrip)
第8位は、東京スカイツリーです。
日本一の高さを誇るスカイツリーからのパノラマビューは、東京の街並みを一望できる絶好のスポットで、スカイツリー周辺には、ショッピングモールや水族館など、多彩な娯楽施設が併設されており、一日中楽しめます。東京の中心部からのアクセスが良好で、観光の際に他の名所と組み合わせやすい点も魅力です。
9位:祇園(京都)

△出典:携程旅行(Ctrip)
第9位は、祇園(京都)です。
祇園は京都の中でも特に伝統的な町並みが残っており、歴史的な建物や石畳の通りが異国情緒を感じさせます。特に祇園は舞妓や芸妓に出会える場所として有名で、その美しい装いや舞踊を見ることができる貴重な体験ができることが人気の理由です。
また、祇園祭などの伝統的な祭りやイベントが多く開催され、これらを目当てに訪れる観光客も多いです。
10位:大阪海遊館

△出典:携程旅行(Ctrip)
第10位は、大阪海遊館です。
ジンベエザメを含む多種多様な海洋生物が展示されており、その規模と内容は圧巻です。ほかの水族館ではできない海洋環境や生物多様性について学ぶことができるため人気です。また、大阪の中心部からのアクセスが良好で、他の観光地と組み合わせて訪れることができ、多くの中国人観光客が訪れています。
最新のトレンドを把握して中国インバウンドマーケティングに活かしていこう
今回は中国人観光客に人気のスポットについて紹介しました。人気の高い観光地について、まとめるとこのような共通点があります。
- 日本の文化に触れることができる
- HPを多言語化するなどインバウンド対策ができている
- SNSでシェアしたくなるような写真が撮れる
最近の中国人観光客は、旅行本などよりもインターネットの口コミを参考に観光地を決めています。観光地にインバウンド観光客を集めたいなら、口コミサイトやSNSでの評判が直結するでしょう。
近年中国人観光客が旅行情報を集めるのに活用しているSNSは小紅書(RED)です。REDについては下記記事から詳細をご覧ください。
【最新】中国発SNS型ECアプリ小紅書(RED) とは? 中国インバウンド対策の事例も合わせて紹介
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