【最新】中国発SNS型ECアプリ小紅書(RED) とは? 中国インバウンド対策の事例も合わせて紹介
小紅書(RED)はインスタグラムとアマゾンが合体したようなアプリであり、SNS型ECアプリと言われております。
近年、小紅書(RED)を活用したプロモーションが注目を浴びています。弊社クロスボーダーネクスト社でも小紅書(RED)を活用したインバウンドプロモーションの相談をよく、いただきます。
そこで今回は、小紅書(RED)とは一体、どのようなものなのか?そもそもインバウンドプロモーションではどのような活用方法があるのか?
そのような疑問に答えていきたいと思います。
・小紅書(RED)ってなんなんだろう?
・小紅書(RED)を活用したプロモーションを知りたい
・小紅書(RED)ってどのような使われ方を本国でされているのか?
このような疑問を抱えている中国インバウンド担当者には必須の内容です。
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中国版インスタ&アマゾンである「RED」で活躍するインフルエンサーを活用し、PRすることが中国では流行っています。REDインフルエンサーを活用したプロモーションの事例や詳細資料を無料で配布しています。上記よりダウンロードください。
小紅書(RED)の登録方法や日本からの利用方法については下記記事をご覧ください。
【2024年】小紅書(RED)とは?危険性や登録無しで見る方法も解説
小紅書(RED)とは?インスタグラムとアマゾンが一緒になったSNS型ECアプリ
小紅書(RED)とはインスタグラムとアマゾンが合体したようなアプリで、SNS型ECアプリと位置づけられるでしょう。小紅書(RED)は2013年から瞿芳氏と毛文超氏によって立ち上げられました。当初はEC機能が小紅書(RED)の中には実装されていなく、写真投稿ができ、コメントができるアプリとして知られていました。インスタグラムに近いインターフェイスをしていることから、中国版インスタグラムとして注目を浴びていました。
小紅書(RED)のユーザーは当初から女性が大半を占め(7〜8割が女性)、年齢は18〜30歳前後であり、ホワイトカラー層などの比較的エリートの人たちが利用をしていました。そのため、購買力のあるユーザーが自身が買った魅力的な商品を写真を投稿するケースが多く、その投稿を見ているユーザーが紹介されている商品に興味を持つことがありました。
投稿をきっかけに商品が他のECサイトで売れることが多かったため、小紅書(RED)内では2014年頃にECカートの機能を追加しました。この頃からアマゾンに近い機能が追加され、小紅書(RED)はインスタグラム+アマゾンであると言われるようになりました。
小紅書(RED)は中国ではどのような使われ方をしているの?購入前の口コミを調べ、購入までできる
小紅書(RED)が特徴的なのは、商品を知ってもらう所から、比較検討、購入までをアプリ内完結できることです。中国では下記のような活用がされています。
・好きなアカウントやインフルエンサーをフォローする
・フォローしている人がある化粧品を投稿する
・化粧品の投稿を見て、その商品のことを知る
・商品名を小紅書(RED)内で投稿すると沢山の口コミを発見(比較検討)
・商品が購入したくなったら小紅書(RED)内のEC機能で買う
これは1つのユーザー動きであり、全てがこのような流れとは言い切れませんが、このような流れで小紅書(RED)は活用されます。
小紅書(RED)のユーザー数とは?登録ユーザー2.5億人、アクティブユーザーは8,500万人人、女性が大半を占める
2019年6月において登録ユーザー数は2.5億人を突破。月間のアクティブユーザーは約8,500万人になりました。ユーザーとしては18歳~35歳の女性が最も多く、その年代層向けのスキンケア、メイク、ファッション、子育て用品に大きな関心が集まっています。
小紅書(RED)の活用方法とは?機能や実際の画面をもとに解説!
小紅書(RED)の概要については理解いただけたかと思います。それでは小紅書(RED)の実際の画面や機能を詳しく見ていきましょう。
小紅書(RED)HOME画面について
アプリをログインし、HOME画面を開くと「関注」「発現」「附近」という3つのタブが画面の上部にでてきます。英語だと「Follow」「Explore」「Nearby」と表記されています。
「関注」ではフォローしている友達やKOLの投稿が見れらます。「発現」では登録した興味関心分野の注目投稿について、「附近」現在地付近のユーザーの投稿を観覧できます。「関注」「発現」「附近」の各画面では検索窓があるため、そのタブ内の情報を検索できます。
小紅書(RED)タイムラインについて
小紅書(RED)ではタイムラインでの投稿をノートと呼びます。投稿には「イイネ」「お気に入り」「コメント」ができます。小紅書(RED)にはリツイート機能がありません。そのため、他のユーザーに転送したい場合は、ノートのリンクをweiboやWeChatを通じて送ります。
実際に下記の画像がノートの投稿です。下記のノートは「附近」現在地付近のユーザーの投稿を表示しています。現在地が中目黒付近で見ているのですが、グルメにまつわる投稿が多く見られます。また、写真のクオリティが高く、実際に足を訪れてみたくなるような投稿がたくさんされています。
さらに写真には情報のタグ付けが可能。
タグをクリックすると、タグに紐付いた情報ページに飛ばすことができます。
筆者もノートを見てみましたが、美容情報だけではなく、グルメや観光地の情報を発信する媒体としても非常に使いやすいと感じました。写真で食べ物や観光地について理解でき、行きたくなったらタグをクリックして情報を調べることができます。インターフェイスも直感的にわかりやすいです。
小紅書(RED)EC機能について
小紅書(RED)内のEC機能について見ていきましょう。小紅書(RED)がインスタグラム+アマゾンと言われる由縁の機能がこのEC機能です。
ノートに投稿した商品について、親切なユーザーはリンクを貼っていることがあります。また、リンクがない投稿でも、「どこで買えますか?」「リンクを貼ってください」などのコメントが殺到し、追記することがあります。口コミを見て興味を持ったり、欲しいと感じた場合はそこから商品ページへ飛び、オンライン決済で購入が可能です。
HOME画面の左下に「商城」、英語だと「Store」があり、ここが小紅書(RED)EC機能となっています。近年、小紅書(RED)内でのECの売上がうなぎ登りで伸びているようです。
小紅書(RED)を活用した中国インバウンドプロモーション
それでは、中国人向けのインバウンドプロモーションで小紅書(RED)を活用した事例を紹介していきたいと思います。クロスボーダーネクスト社では、年に100件近くの小紅書(RED)を活用したインバウンドプロモーションの支援をしており、その一部をご紹介いたします。
小紅書(RED)を活用した化粧品メーカーでの事例
大手化粧品メーカーの化粧品の新商品を「小紅書(RED)」インフルエンサーを活用し紹介した事例です。新商品だったため、まずは多くの人に知ってもらいたいという目的。しかしあまり予算をかけられないという状況ではありました。予算内でできるだけ多くのインフルエンサーを招集できるようにした所、20人の「小紅書(RED)」インフルエンサーが集まり、合計フォロー数が305,176になりました。そこから情報を発信した所、7,746ものエンゲージメントが集まりました。(エンゲージメントとは、イイネやコメント、お気に入りなどを含む投稿へのアクション)また、今回の商材は新商品だったため、利用してみたいインフルエンサーが集まり、効率よく口コミが拡散された事例になります。
その他にも数々の小紅書(RED)プロモーションをクロスボーダーネクスト社では実施しています。他にも事例を見たい場合は下記のリンクからご覧ください。
小紅書(RED)を活用したインバウンドプロモーション事例を見てみる
観光地などインバウンドプロモーションでも利用可能
小紅書(RED)はメーカーのプロモーションだけではなく、観光地のプロモーションにも活用できます。その他にも飲食店にも利用できるでしょう。近年では、小紅書(RED)内での日本国内の投稿も増えています。筆者が中目黒付近を小紅書(RED)で調べた所、飲食店にまつわる投稿や目黒川の桜並木についての投稿が数多くありました。これらの投稿を見てから、実際に足を運ばれる中国人がとても多いです。
まずはノートに口コミを増やすことが重要
小紅書(RED)のプロモーションで重要なことは、ノートに口コミを増やすことです。ユーザーはノートに書いてある口コミを見て、その商品や飲食店、観光地について知ります。さらに口コミを見て、商品や飲食店について調べます。そこで行ってみたい、購入してみたいとなったら、実際に足を運ぶか、あるいは小紅書(RED)内にある、EC機能で商品を購入します。
まずは、小紅書(RED)内で口コミを沢山投稿してもらうことが、プロモーションの鍵となります。クロスボーダーネクスト社では、小紅書(RED)内のKOLを1,000名以上マネジメントしています。KOL達に口コミを書いてもらうような依頼も受けています。
中国人は口コミを信用する
中国人の方々は口コミを非常に信用する文化です。中国は民主主義ではないため、マスメディアに対する信用が高くありません。さらに観光庁が調査している「訪日外国人消費動向調査、2018年年間値の推計」によれば、中国人が旅マエに役立つ情報源として、SNSの投稿が1位に来ています。さらに口コミサイトや知人からのオススメも上位に来ています。
このように、中国では口コミを活用したマーケティングというのが重要視されています。その中でも小紅書(RED)は非常に注目を浴びている口コミツールです。
小紅書(RED)の最新のトレンド
小紅書(RED)の最新のトレンドなどをまとめた記事をいかに紹介します。
[blogcard url=”https://www.cbn.co.jp/archives/25834″]
[blogcard url=”https://www.cbn.co.jp/archives/27598″]
小紅書(RED)とはインスタグラムとアマゾンが一緒になったSNS型ECアプリであり、中国インバウンド対策では重要なツール
まとめますと、小紅書(RED)とはインスタグラムとアマゾンが一緒になったSNS型ECアプリです。商品や飲食店、観光地などについて投稿が数多くされており、これらの投稿を見て、商品を購入したり、飲食店に足を運んだりするケースが非常に増えています。
日本国内の投稿も増えているので、今後の中国インバウンド対策としては重要なツールになると考えられます。
また、弊社クロスボーダーネクスト社では、小紅書(RED)を活用した中国インバウンドプロモーションの相談を受けております。これまで大手化粧品メーカーや観光地や商業施設など様々なプロモーションの支援をしてきました。もし、小紅書(RED)を活用したプロモーションにご興味ありましたら、気軽ご相談ください。
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