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【2026年最新】訪日台湾人のインバウンド集客完全ガイド|676万人市場のSNS戦略・施策・成功事例

2025年の訪日台湾人は過去最高の676.3万人を突破し、消費額は1兆2,110億円で国籍別2位を記録しました。
リピーター率が90%を超え、個人旅行(FIT)比率が約7割という特異な台湾市場では、従来のマス広告ではなくSNSやWebメディアを軸にしたデジタルマーケティングが集客の成否を分けます。

本記事では、最新データから読み解く台湾人の情報収集行動、主要SNSの活用戦略、インフルエンサー(KOL)施策、具体的な成功事例までを徹底解説します。
中国・台湾圏のマーケティングにおいて500社超の支援実績を誇誇るクロスボーダーネクスト株式会社(CBN)の一次情報をもとに、2026年に勝てるインバウンド施策を導き出します。

台湾プロモーションの具体的な方法について、詳しくは下記資料をダウンロードしてご覧ください

訪日台湾人向けインバウンド施策 資料ダウンロードフォーム

なぜ今、台湾インバウンド市場に注力すべきなのか?

日本のインバウンド市場において、台湾は古くから安定した重要市場として位置づけられてきましたが、2025年から2026年にかけてその戦略的重要性がさらに高まっています。
その理由を最新データと市場の構造的変化から紐解きます。

訪日台湾人は何万人?2026年(1月~5月)の最新データ

Pie chart of inbound visitors to Japan by country; Korea 27.3%, Taiwan 18.4%, China 17.8%, USA 9.6%, Hong Kong 8.2%, Thailand 6.0%, Australia 3.0%, Philippines 1.9%, Malaysia 1.9%, Vietnam 1.3%, Others

韓国・台湾の圧倒的シェアと高成長: 韓国が約488万人、台湾が約330万人と、この2市場だけで全体の45%以上を占めており、いずれも前年同期比で20%以上の極めて高い伸びを記録しています。新規就航や航空座席数の増加、継続する訪日旅行人気が要因となっています。

中国の大幅な減少: 中国は前年同期比-56.2%と大きく落ち込んでおり、約171万人にとどまっています。中国政府による日本への渡航回避の注意喚起や航空便の減便などが影響しています。

欧米豪・その他市場の健闘: 米国(146.7万人)やオーストラリア(52.9万人)が過去最高を更新するなど好調を維持しているほか、表にはありませんが「中東地域」や「インド」でも単月での過去最高を記録するなど、アジア圏以外からの需要も多様化・拡大しています。

訪日台湾人の消費額はどのくらい?

訪日外国人旅行消費額を国別に示すドーナツグラフ。中国が最大支出5,901億円(27.7%)、台湾3,020億円(14.2%)、米国2,215億円(10.4%)、韓国2,070億円(9.7%)など。中央には2025年7–9月期の総額2兆1,310億円。


2026年1-3月期の消費額は3,888億円で、韓国や中国を抑えて国籍・地域別で第1位(構成比16.6%)を記録しています。1人あたりの旅行支出は195,624円(約19.6万円)です。
同期間の訪日台湾人による旅行消費額は3,888億円(前年同期比+22.6%)と、前年同期(3,171億円)から大きく推移を伸ばしました。 
費目別の1人あたり旅行支出(全目的)では、買い物代が63,588円と依然として最大シェアを占めています。
一方で、宿泊費(61,626円)や飲食費(41,809円)への支出も非常に高い水準を維持しており、台湾人旅行者が日本での滞在や食体験、買い物にバランスよく消費していることが数字から裏付けられています。 

中国市場が不安定な今、台湾市場の戦略的重要性が増している

近年のインバウンドマーケティングにおいて、中国大陸市場の一辺倒な戦略には地政学的リスクや政策変更による変動リスクが伴います。
これに対し、台湾市場はきわめて政治的リスクが低く、日本への親近感も圧倒的に高いことから、インバウンド投資における「安定した守りの投資先」として機能します。

台湾の人口は約2,300万人。そのうち年間676万人が訪日しているということは、「台湾人の約3割が毎年日本を訪れている」計算になります。

当社はこれまで中国マーケティング領域で500社超の企業様を支援してまいりました。
そのノウハウがあるからこそ断言できるのは、「中国大陸と台湾では、文化や国民性、そして何より使用するデジタルプラットフォームが全く異なる」ということです。中国市場で培ったプロモーションの知見をベースにしつつ、台湾市場への「分散投資」と「最適化」を行うことが、これからのインバウンド成功の鉄則となります。

訪日台湾人の5つの特徴|データで読み解くターゲット像

台湾インバウンドを攻略するには、「リピーター」と「個人旅行(FIT)」を前提としたコミュニケーション設計が必須です。
観光庁やJNTOのデータ、さらに最新のビッグデータ分析から見えてきた5つの特徴を解説します。

リピーター率90%超 — 「初めての日本」ではなく「次の日本」を探している

訪日台湾人の90%以上がリピーターです。さらに、そのうち77%は3回以上の訪日経験があります。

台湾市場最大のプロファイルがこの「圧倒的なリピート率」です。
東京(新宿・渋谷)、大阪(心斎橋・道頓堀)、京都などの定番ゴールデンルートはすでに「訪問済み」である人が大半を占めます。

そのため、現在の台湾人旅行者が求めているのは「まだ見ぬ日本の地方」「ディープな文化体験」「その季節にしか見られない絶景(雪景色、桜、紅葉など)」です。
マーケティング的な示唆として、初心者向けの一般的なガイド情報を発信しても見向きもされません。「通が知る穴場」や「ローカル線で行く旅」といった、一歩踏み込んだコンテンツ設計が刺さるフェーズに入っています。

FIT(個人旅行)比率は約7割 — SNSの情報発信が

訪日台湾人の約7割がFIT(個人旅行)です。自らSNSやブログで情報収集して旅程を組んでいます。

台湾人の旅行形態は、団体ツアーが約24.8%にとどまるのに対し、FIT(個人旅行)比率は約69%と約7割を占めます。
FITの旅行者は、旅行会社が用意したパッケージに乗るのではなく、自らスマートフォンを駆使して「どこに行き、何を買い、何を食べるか」を1から計画します。

したがって、彼らが日常的に目にするSNSやWebメディア、ブログでの情報発信が、そのまま旅先や購買行動の選択に直結します。後述するSNS利用実態に合わせた情報導線の構築が不可欠なのはこのためです。

一人旅が急増中 — 2024年以降に声量324%成長した新トレンド

台湾人の訪日一人旅(独旅)の話題量は、ソーシャルメディア上で前年比324%成長を記録しました。

近年、台湾市場で急速に台頭しているのが「一人旅(獨旅)」というキーワードです。

Infographic showing 2023–2024 travel category growth for Taiwanese travelers to Japan: 独旅 rises from 2,797 to 11,851 (+324%), 奢華旅遊 from 13,335 to 16,085 (+21%), 深度旅遊 from 7,264 to 8,768 (+21%), with BIG DATA at the bottom.

ビッグデータ分析が示す通り、複数人での旅行だけでなく「自分へのご褒美」「誰にも邪魔されない自由な旅」として日本を選ぶ台湾人が急増しています。
これに伴い、「おひとりさまグルメ」「1人でも入りやすい隠れ家カフェ」「ソロ旅向け2泊3日モデルコース」といったコンテンツの需要が非常に高まっています。
同時に、「ラグジュアリー旅行(奢華旅遊)」や「ディープ旅行(深度旅遊)」も堅調に伸びており、旅行の個別化・高度化が進んでいます。

ターゲット層は20〜40代女性・家族層・高所得シニア層の3セグメント

JNTOの台湾市場全体戦略に基づくと、ターゲットは大きく3つのセグメントに分類されます。
自社の商材(自治体、メーカー、商業施設など)がどこに合致するかを見極める必要があります。

  • ターゲットA(30〜40代 家族・親族 / FIT): 体験型観光や子供連れで楽しめるスポット、ドラッグストアでのまとめ買いなどを好む層。
  • ターゲットB(20〜40代 夫婦・パートナー・友人 / FIT): SNS映えするスポット、最新のカフェ、限定コスメ、カルチャー体験を求めるトレンドセッター層。
  • ターゲットC(50代以上 高所得者層): 月収55万円以上の富裕層。質の高い温泉旅館、高級グルメ、知的好奇心を満たす伝統文化体験などを好み、旅行支出額が非常に高い層。

台湾人はどのSNSで旅行情報を集めるのか?【2026年最新データ】

台湾は世界でもトップクラスのSNS普及率を誇ります。
しかし、その内訳は日本や中国大陸とは大きく異なります。競合他社が網羅しきれていない最新のSNS・Web利用実態を解説します。

台湾のSNS利用率ランキング

Horizontal bar chart of Taiwan's top five social platforms with usage rates: LINE 90.2%, YouTube 89.0%, Facebook 81.8%, Instagram 63.4%, TikTok 40.1%.

台湾のデジタルマーケティングを組み立てる上で最も重要なのは、中国大陸向けのマーケティング手法が1ミリも通用しないという点です。以下は、台湾と中国大陸のデジタルプラットフォームの比較です。

項目台湾中国大陸
メッセージLINEWeChat(微信)
SNSFacebook / InstagramWeChat / Weibo(微博)
動画YouTube / TikTokDouyin(抖音) / Bilibili(ビリビリ)
検索GoogleBaidu(百度)
EC蝦皮購物(Shopee) / momo淘宝(Taobao) / 天猫(Tmall)

この表が示す通り、台湾はGoogle、Meta(FB/IG)、YouTubeといったグローバルプラットフォームが標準です。
中国マーケティングの専業ベンダーでは台湾をカバーできない理由がここにあります。

旅マエの情報収集源

横長の表で、オンライン媒体の種類と主な機能と割合を示すグラフ的な情報。YouTubeが動画発信54.0%、Facebookが文・画像・動画発信で45.9%、Backpackersが旅行情報発信・検索で38.2%、pixnet系が旅行情報発信で31.7%、LINEがメッセージ交換26.1%、Instagramが画像・動画の投稿で25.4%、PPTが情報発信で23.6%、Yahooが情報・ニュース発信・検索で22.2%、Mobile01が生活情報発信で19.3%。

台湾人が「日本旅行」の計画を立てる際、利用するメディアには明確な役割分担(生態系)があります。

  • YouTube(54.0%): 最も強い影響力を持ちます。旅行KOLによるVlogや「日本旅行完全攻略」といった30分以上の長尺動画が、擬似体験を伴う信頼できる情報源として検索・視聴されます。
  • Facebook(45.9%): 台湾ではFacebookが依然として現役です。特に「日本自助旅遊中毒者(日本個人旅行中毒者)」に代表される、コミュニティ・グループ機能が活発で、一般ユーザー同士のクチコミやリアルタイムの現地情報が飛び交っています。
  • 背包客棧(38.2%): 台湾最大の旅行特化型BBS(掲示板)。後述の通り、非常にディープな行程相談やトラブル対策が議論されます。
  • pixnet(31.7%): 台湾の個人ブロガーが集まるプラットフォーム。Google検索の上位を占めるため、SEO経由での確度の高いアクセスが集まります。

台湾独自のプラットフォームとは?(背包客棧・痞客邦・PTT・Dcard)

競合他社のインバウンド記事でほぼ触れられないのが、台湾独自の4大クチコミ・コミュニティ媒体です。
ここを理解しているかどうかが、プロのマーケターとしての境界線になります。

  1. 背包客棧(Backpackers):台湾最大の旅行コミュニティサイト。
    ユーザーが自分の旅行プランを投稿し、「このルートで電車の乗り換えは間に合うか?」といった具体的な相談に対してベテラン旅行者が回答するシステム。ここにポジティブなスレッドが立つことは、FIT集客において絶大な効果を持ちます。
  2. 痞客邦(pixnet):台湾国内シェア85%を超える最大級のブログプラットフォーム。
    日本の「アメブロ」に近い位置づけですが、台湾ではGoogle検索のアルゴリズムにおいて非常に高いドメイン権威を持っています。「地名 + 買い物」「駅名 + グルメ」で検索した際、高確率でpixnetの個人ブログが上位表示されるため、SEO施策において無視できません。
  3. PTT(批踢踢):台湾最大規模の伝統的BBS(日本の5ちゃんねるに類似)。
    特に「Japan_Travel版」は超アクティブで、匿名だからこそ書かれる「あの店は本当に美味しかった」「このホテルはサービスが悪かった」といった本音の評価が集まる場所として、台湾人に強く信頼されています。
  4. Dcard(ディーカード):18〜35歳の大学生・若手社会人に特化した匿名SNS。
    台湾国内でMAU(月間アクティブユーザー)900万人以上を誇ります。「日本旅行」「日本購入品」のカテゴリが非常に人気で、Z世代〜ミレニアル世代をターゲットにする場合の主戦場となっています。

    <合わせて読みたい>
    【2026年最新】台湾SNSランキング|人気順とSNS別マーケ活用

注目の新興SNS — ThreadsとRED(小紅書)の台湾浸透

2026年現在、台湾のSNS環境で最もホットなトレンドがThreads(スレッズ)の爆発的普及です。
実は、Threadsのグローバルユーザーにおける国別シェアで、台湾は全体の約22%を占めており、世界最高水準の熱量を持っています。
2025年春には、台湾国内の投稿量がFacebookを追い抜く逆転現象も起きており、テキストベースのリアルタイムなクチコミ発信(「今日本のアウトレットにいるけどこれ安い!」など)の起点になっています。

また、中国発のライフスタイルSNS「RED(小紅書)」が、台湾の10〜20代女性の間で500万ダウンロードを突破。
コスメ、ビューティー、カフェ巡りの情報収集源として急速に定着しつつあります。若年層を狙う場合、InstagramだけでなくThreadsやREDの動向を追うことが、現在の最先端戦略です。

<※2025年年末頃に、詐欺対策のため台湾の内政部はRED(小紅書)に対し1年間「インターネット停止解析及び接続制限」の命令を発動しましたが、実際には依然として使っているユーザー(台湾IPのアカウント)が多いです。>

訪日台湾人を集客する5つの具体的施策

台湾インバウンド市場の特徴とSNSの生態系を理解した上で、具体的に打つべき5つのプロモーション施策を解説します。

施策① インフルエンサー(KOL/KOC)施策 — Instagram・YouTube・ブロガーの使い分け

インフルエンサーを活用する場合、フォロワー数だけで選ぶのは失敗のもとです。
「プラットフォームの特性」と「旅行フェーズ」に合わせた使い分けが鉄則です。

インフルエンサーの配信チャネルを比較する表。Instagrammer、台湾ブロガー、YouTuberの3媒体と特徴を示す。
  • YouTube(動画): 「旅行Vlog」や「詳細なルート案内」に適しており、視聴者に擬似体験を提供して「ここに行きたい!」という強い動機付け(刈り取り・計画フェーズ)を行います。
  • Instagram(画像・リール): ビジュアル特化型のため、スポットの美しさや商品の映え感を直感的に伝える「認知拡大・興味関心フェーズ」に最適です。
  • ブロガー(文章・SEO): 詳細なアクセス方法、営業情報、クーポンの使い方などを文字と写真で残せるため、旅行者が現地でスマホ検索した際の「行動支援フェーズ」に無類の強さを発揮します。

💡 インフルエンサーの起用・費用感について

クロスボーダーネクストでは、台湾現地の有名KOLから、コアなファンを持つマイクロインフルエンサー(フォロワー1万〜5万人)まで網羅的にアサイン可能です。施策目的やご予算(数10万円のライトプラン〜)に合わせて最適な構成をご提案します。詳細な費用レンジや、日本のカルチャーに親和性の高いKOLの具体名については、お気軽にお問い合わせください。

施策② メディアタイアップ — 台湾人100万UUの日本情報メディアを活用する

認知から購買へ効率よく誘導するためには、台湾人に広く信頼されている日本情報専門メディアとのタイアップが極めて有効です。
その代表例が、当社が運営する「Japaholic(ジャパホリック)」です。

訪日外国人属性のインフォグラフィック。女性が86%、年齢層は30–49歳が66%、来日経験は1年以内が95%、平均支出は5万円以上と示されている。

Japaholicは、月間約300万PV、約100万UUを誇る台湾最大級の日本情報専門メディアです。
ユーザーの86%が女性であり、最も消費意欲が旺盛な30〜49歳が66%を占めています。さらに、ユーザーの95%が1年以内に来日経験がある「超アクティブな訪日リピーター層」です。

Japaholicが強い理由は、台湾現地のトレンドを熟知した編集体制と、Google検索において「上位10位以内のキーワード数が3.5万語以上」という圧倒的なSEOの強さにあります。
メディアでの記事化に留まらず、公式Facebook(約21万フォロワー)やInstagram、LINEと連動して拡散するため、確実なターゲット層へアプローチが可能です。

施策③ クーポン配信 — 実購買・実行動に誘導する

FITの台湾人は非常に合理的であり、「お得な特典」や「限定クーポン」に対して極めて高い反応を示します。
特にドラッグストア、百貨店、アウトレット、家電量販店などの小売・商業施設においては、クーポン施策が必須です。

スマホ画面のクーポン券タブをクリックする手順の流れ図(3ステップ)

JapaholicのWEBサイト内や公式LINE、提携する旅行アプリを通じてバーコード付きクーポンを配信することで、「スマホ画面をレジで提示すれば◯%OFF+免税」という導線を構築できます。
これにより、プロモーションの投資対効果(ROI)を「何枚クーポンが使われ、いくら売上が立ったか」という確定データとして100%可視化することが可能になります。

カスタマージャーニー別のプロモーション設計

インバウンドマーケティングを単発の施策で終わらせず、成果を最大化するためには、「旅マエ(日本に来る前)」から「旅ナカ(日本にいる間)」、「旅アト(帰国後)」にいたるまで、一貫した導線設計(統合マーケティング)を行う必要があります。

旅行計画の作成から実施までの流れを示す日本語のインフォグラフィック。認知・興味喚起から現地訪問まで矢印でつながる。


旅マエ(認知・興味関心・計画・予約)で打つべき施策は?

旅マエの認知フェーズではインフルエンサー配信(Instagram Reels + YouTube)とメディアタイアップの掛け合わせが最も効果的です。

SNSでの旅行検索やVlog視聴が、台湾人の「次の旅先リスト」に入る起点となります。
まずInstagramのリール動画やYouTube Shortなどの縦型ショート動画で視覚的な「認知」を獲得し、興味を持ったユーザーをJapaholicのような信頼性の高いメディアタイアップ記事や、SEOに強いpixnetのブロガー記事へ誘導します。
そこで「アクセス方法、おすすめモデルコース、周辺グルメ」といった第三者目線の詳細情報を届け、旅行計画に組み込ませます。
さらに、近年利用者が増えているchicTrip等のプランニングツールや、Klook、KKday、Trip.comといったOTA(オンライン旅行会社)の予約リンクへスムーズに繋ぐのが必勝パターンです。

旅ナカ(来日中)で打つべき施策は

旅ナカでは、位置情報ベースのSNSターゲティング広告と、即時利用可能なデジタルクーポンの配布が有効です。

台湾人は日本に滞在中も、常にスマートフォンで「今いる場所の近くに美味しい店はないか」「近くのドラッグストアで使えるクーポンはないか」を探しています。

ここで効果を発揮するのが、GoogleやInstagram、Facebookを活用した「訪日ターゲティング広告」です。
「現在日本国内(あるいは特定の都道府県・観光地周辺)に滞在している、言語設定が繁体字中国語のユーザー」にターゲットを絞り、広告を配信します。
利用率97%のLINE公式アカウントを活用し、友だち追加したユーザーへ周辺の店舗情報をプッシュ通知する施策も非常に強力です。

旅アト(帰国後)で打つべき施策は?

リピーター率が90%を超える台湾市場において、「旅アト(帰国後)の施策は、次の旅マエの施策である」というマインドセットが極めて重要です。

帰国した台湾人に対して、SNS上でのUGC(ユーザー生成コンテンツ)の投稿を促すキャンペーンを行ったり、口コミサイトやGoogleマップへのレビュー投稿を誘導したりすることで、彼らの投稿を見た別の台湾人が「旅マエ」の認知フェーズに入るという、自走型の循環サイクルが生み出されます。

2026年台湾祝日カレンダー&年間プロモーション計画

台湾インバウンドの施策を打つ上で、台湾の祝日(連休)のタイミングを把握することは絶対条件です。
台湾人は連休の2〜3ヶ月前から航空券やホテルの手配、旅程の計画(旅マエ)を始めるため、それに合わせてプロモーションの仕込みを行う必要があります。

2026年 台湾の主要祝日・連休一覧

  • 春節(旧正月): 2月14日〜2月22日(9連休) ★年間最大のピーク。詳細は[春節インバウンド動向記事]を参照。
  • 228平和記念日: 228記念日に伴う3連休
  • 児童節・清明節: 4月上旬(4連休) ★日本の桜シーズンと完全に合致。
  • 労働節: 5月1日前後(3連休)
  • 端午節: 6月中旬(3連休)
  • 中秋節・教師節: 9月〜10月上旬(4連休)
  • 国慶日(建国記念日): 10月10日前後(3連休)
  • 行憲紀念日: 12月末(3連休)

年間プロモーション計画の4大テーマ

これら連休を踏まえ、当社では以下の4つのタイミングで最適なシーズン企画を提案しています。

Left: line chart of monthly Taiwanese visitors to Japan by year with seasonal labels (New Year, cherry blossom season, summer vacation, National Day) and pink seasonal bands; Right: table of monthly visitor counts for two years (24年 and 25年).
  1. 新年・春節企画(仕込み:11〜1月 | 本番:2月):冬の雪景色、温泉旅館、お土産(銘菓)特集、福袋・限定商品のPR。
  2. 桜の季節企画(仕込み:12〜1月 | 本番:3〜4月):お花見スポットガイド、桜モチーフの限定コスメやスイーツの紹介。
  3. 夏休みの季節企画(仕込み:4〜5月 | 本番:6〜8月):日本の花火大会・お祭りガイド、北海道などの避暑地、夏用UVコスメ、子供連れテーマパーク特集。
  4. 国慶節・紅葉企画(仕込み:7〜8月 | 本番:9〜11月):紅葉前線に合わせた地方観光ルートの提案、「日本7日間チャレンジ」といった購入品シェアキャンペーンの実施。

よくある質問(FAQ)

Q1. 台湾向けインバウンド施策の費用感はどのくらい?

回答:施策の規模や起用するインフルエンサーのランクによって異なりますが、数十万円のライトなお試しプランから実施可能です。

例えば、マイクロインフルエンサー(KOC)数名によるInstagramリール投稿や、自社メディア「Japaholic」での記事タイアップ単発であれば、比較的少額からスタートできます。予算に合わせた柔軟なプランニングが可能ですので、具体的な費用レンジについては個別にお問い合わせください。

Q2. 台湾と中国でSNSマーケティングの違いは何?

回答:最大の違いは、台湾ではFacebook・Instagram・YouTube・Googleなどグローバルプラットフォームが標準である点です。

中国大陸では独自の壁(グレートファイアウォール)があるためWeChatやRED、Douyinが主戦場ですが、台湾では日本と同様、あるいはそれ以上にMetaやGoogle、LINE、Threadsが浸透しています。プラットフォームの選定からクリエイティブの表現(繁体字中国語のニュアンス)まで、根本的な切り替えが必要です。

Q3. 台湾向けインフルエンサー施策はいつから始めるべき?

回答:ターゲットとする訪日ピーク(春節、夏休み、桜シーズンなど)の2〜3ヶ月前には開始するのが理想的です。

台湾人のFIT(個人旅行者)は、平均して出発の2ヶ月ほど前から熱心に情報収集や計画作成(旅マエ)を始めます。そのタイミングで彼らのスマホ画面に情報が露出している状態を作るため、KOLの選定や動画制作の期間を逆算すると、3ヶ月前からのプロジェクト始動を推奨しています。

Q4. 台湾人リピーターに刺さるコンテンツの特徴は?

回答:リピーター率90%超の台湾市場では、定番の観光地紹介は響きません。「地方の穴場」「季節限定の体験」「地元の人しか知らないローカルグルメ」が効果的です。

「東京の行き方」ではなく「東京から2時間で行ける秘密の温泉街」、「定番の化粧品」ではなく「日本の美容液トレンドの最先端」といった、深掘りした「一次情報」や「通な視点」が記載されたコンテンツが強く好まれます。

Q5. 小規模予算(月30万〜)でも台湾インバウンド施策は可能?

回答:十分に可能です。まずはターゲット層に特化した台湾人マイクロインフルエンサーの活用から始めることをおすすめします。

フォロワー1万〜5万人規模のインフルエンサーは、フォロワーとの距離が近く、高いエンゲージメント(反応率)を誇るため、コストパフォーマンスに非常に優れています。クロスボーダーネクストでは、日本旅行や日本製品への関心が高い優良なマイクロインフルエンサーを多数ネットワーク化しており、小規模予算でも着実に成果を出すノウハウを持っています。

まとめ

2026年現在、インバウンドマーケティングにおいて最も確実性が高く、安定した成長を見込めるのが676万人・1.2兆円超の「訪日台湾人市場」です。この市場を攻略する鍵は以下の3点に集約されます。

  1. リピーター率90%超・FIT7割という特性を前提に、定番ではなく「ディープな地方・体験・限定」に絞ったコンテンツを設計すること。
  2. LINE、YouTube、Facebook、Instagram、そして急成長するThreadsや独自のBBS(背包客棧等)の生態系に合わせた適切なSNS発信を行うこと。
  3. 単発の広告で終わらせず、旅マエ・旅ナカ・旅アトを地続きで繋ぐ統合的な導線(メディア×KOL×クーポンなど)を構築すること。

クロスボーダーネクスト株式会社は、中国・台湾圏における500社超の支援実績と、月間100万UUを誇る自社メディア「Japaholic」のリアルな運用データを武器に、貴社のインバウンド成功をトータルサポートいたします。「自社の商材が台湾人に刺さるか知りたい」「まずは少額からSNSマーケティングを試してみたい」という担当者様は、どうぞお気軽にご相談ください。

ニュアンスの違いや最新トレンドを踏まえ、プロの視点から最適なプランをご提案いたします。

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<参考文献>
Digital 2026: Taiwan
観光庁:インバウンド消費動向調査(旧 訪日外国人消費動向調査)
JNTO(日本政府観光局):訪日外客数

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クロスボーダーネクスト株式会社編集部 クロスボーダーネクスト株式会社編集部
Cross-Border Next, Inc.クロスボーダーネクスト株式会社。2016年に創業し中国マーケティングやSNS、KOLマーケティングなどを中心にこれまで400社以上の企業を支援
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