【コロナウイルス期間中】日本企業の中国マーケット対策事例4選
全世界で猛威を振るうコロナウイルス。世界経済にも大きな打撃を与えています。
中国経済も影響を受けており、工場がストップしたり、店舗が休業に追いやられたりと経済活動ができなくなっています。そんな中、中国を対象としている日本企業はどのような対策をすればいいのでしょうか?
空前絶後のコロナショックとなっている中国マーケットでの日本企業の振る舞いが今、問われています。
そこで今回はコロナウイルス期間中に行われた、日本企業の中国マーケット対策の事例を紹介していきます。
コロナウイルス期間中における日本企業の中国マーケット対策事例4選とは?
コロナウイルス期間中における日本企業の中国マーケット対策事例4選を以下に紹介していきます。
資生堂中国の中国マーケット対策事例
資生堂は「愛心接力Relay of loveプロジェクト」を立ち上げました。このプロジェクトは、現在困難の中にある中国の人が一日も早く元の暮らしを取り戻すことを願い、様々な支援をするプロジェクトです。具体的には必要な医療や感染予防対策などにサポートが行き渡るよう、1000万人民元(約1億5000万円)の寄付。売上の一部を、継続的にこの活動に充て、支援します。
また、CEOである魚谷氏が「愛心接力Relay of loveプロジェクト」の声明をWeiboで発信しました。Weibo上動画は31.Kレビューされ、1.1Kのいいねが付けられました。中国人ユーザーから「感謝!愛で繋がり、共に乗り越えて行きましょう」、「資生堂に感謝」、「中国がんばれ」など感謝のコメントが寄せられています。
Weibo上では「爱心接力Relay of Love項目」のハッシュタグがつけられ、中国資生堂の公式アカウントで
支援の様子が投稿されています。これらの投稿も数多くの反響を呼んでいます。
資生堂は1981年に中国で事業を開始し、中国国内で絶大な支持を受けています。中国顧客との深い関係性があるため、今回のコロナショックでは、なんとしても中国のために力になりたいという思いが、この活動から伝わってきます。
ユニ・チャームの中国マーケット対策事例
ユニ・チャームでは10万枚マスク、及び成人用衛生用品など100万元に及ぶ寄付をしました。
日本から緊急衛生用品資源を調達し、2020年2月10日に第一資源を中国へ寄付。現在も第二回目の調達を政府度交渉をしていると発表しています。
中国インターネットユーザーは「ユニチャームのマスクは貴重すぎる、日本人はこれでサースウイルスを克服できたのだから、絶対的に信頼ができる商品だ。」とコメントを残しています。一方で「今じゃユニチャームのマスクは手に入らない」とブランド名が高まりつつあります。いずれにせよ、このようなスピーディーな対応が中国国内では評価をされているようです。
花王(中国)の中国マーケット対策事例
花王(中国)は、中国紅十字基金会へ100万元の寄付、またSNSにて「同心协力,共克时艰」共に困難を乗り越えていきましょうと投稿をしました。この寄付に対して、感謝の声と様々な反応が寄せられていました。
伊藤洋華堂の中国マーケット対策事例
伊藤洋華堂は中国成都市政府に80万枚マスクを提供しました。1月始めに緊急資源を行い、ネット上で良い反響を及ぼしました。また、「中国頑張れと、日本は応援していると」中国語で貼られた紙はWeiboや中国多くのSNSで引用され、後から寄付する団体や企業の中国応援にも引用されました。
早い段階でも対応が高評価を呼んでいます。
緊急時の対応が重要に
紹介した事例を見てみると、緊急時だからこそスピーディーに対応を行うことが重要だと思われます。
また、このような取り組みはネットですぐに拡散され、様々な反応が出てきます。良い反応が生まれる事が多いですが予期せぬ、悪い反応も起こることがあります。
このような取り組みを行う際は、SNSの動向にも注意しながら取り組みたいところです。
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