コロナウイルス期間中、中国で最も売れた商品TOP10位とは?

日本でも感染者が多く発生している新型コロナウイルス。中国、武漢から始まったこの新型コロナウイルスですが、中国全土で未だに猛威を奮っています。新型コロナウイルスは中国経済にも打撃を与えており、飲食店やショッピングモールなど商業施設が軒並み、休業に追いやられています。

中国では自宅から一歩も出ることができないような状況が続いていると言っても過言ではないでしょう。
その状況だからこそ、中国では今、ECであったり、オンラインゲームやサービスを使う人が増えています。そこで今回は、中国版グルーポンと言われる拼多多(ピンドゥドゥ)が発表した、コロナウイルス期間中、中国で最も売れた商品TOP10位を紹介していきたいと思います。

コロナウイルス期間中だからこそ、オンラインでの消費が活発になる今、空前のネット上の爆買期間になるのではないでしょうか。

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拼多多(ピンドゥドゥ)とは?中国版グルーポン

拼多多(ピンドゥドゥ)公式サイトより
拼多多(ピンドゥドゥ)公式サイトより

コロナウイルス期間中、中国で最も売れた商品TOP10位を発表した、拼多多(ピンドゥドゥ)とは、中国版グルーポンと言われており、共同購入ができるECサイトです。共同購入とは、複数のユーザーによる購入により、一つ当たりの商品の値段を引き下げて販売することです。

拼多多(ピンドゥドゥ)とは、ECプラットフォームとして2015年9月にリリースされ、サービス開始から1年で登録ユーザー数は1億を突破し、3年後の2018年には4億に達しました。ユーザー数ではEC市場トップを誇るアリババの淘宝(Taobao/タオバオ)の5億に迫る勢いです。

コロナウイルス期間中、中国で最も売れた商品TOP10位

拼多多发布“宅家十大热销商品”:理发剪、打蛋器、避孕用具上榜より引用
拼多多发布“宅家十大热销商品”:理发剪、打蛋器、避孕用具上榜より引用

中国版グルーポンである拼多多(ピンドゥドゥ)は2月19日に、コロナウイルス期間中(1月14日〜2月14日)最も検索され、購入された商品ランキングを記載したプレスリリースを発表しました。

なお、プラットホーム内のマスク、アルコール、果物、野菜を除く残りの商品の『販売量』、及び『検索回数』と『共有回数』の総合統計では、前年同期に比べて最も伸びが速い商品ベスト10位になります。

コロナウイルス期間中、中国で最も売れた商品TOP10位
  1. 電動バリカン
  2. 口紅
  3. ヨガマット
  4. タマゴ割器
  5. パジャマ
  6. スマホホルダー
  7. 荒野行動コントローラー
  8. 教育教材
  9. 家庭用卓球練習マシン
  10. コンドーム

これらがコロナウイルス期間中(1月14日〜2月14日)に最もホットだった商品です。各ランキングについての考察を以下に述べていきます。

期間中は散髪にこまる中国人が多発?

拼多多发布“宅家十大热销商品”:理发剪、打蛋器、避孕用具上榜より引用
拼多多发布“宅家十大热销商品”:理发剪、打蛋器、避孕用具上榜より引用

コロナウイルス期間中(1月14日〜2月14日)に中国人が最も困ったのが散髪できないことでした。もちろん、理髪店もこの期間中は休業しており、利用することができません。よって自宅で髪やひげを整えるべく、バリカンやシェーバーの注文が爆発的に伸びたようです。

 

美容と健康に対する消費は衰えず!口紅、フィットネス機器は好調

拼多多发布“宅家十大热销商品”:理发剪、打蛋器、避孕用具上榜より引用
拼多多发布“宅家十大热销商品”:理发剪、打蛋器、避孕用具上榜より引用

コロナウイルス期間中(1月14日〜2月14日)は誰も外出には行きませんでしたが、女性の美に対する消費は衰えませんでした。この期間中、口紅は飛ぶように売れました。また、ある中国人女性はこのように語りました。「口紅は、多くのお金を費やすことなく買い物の欲求を満たすことができます」と。

また、ヨガマットなどの健康器具も数多く売れました。自宅に引きこもるため、運動不足を考えた中国人の方々が多いのでしょう。

キッチン用品も顕著に伸びを見せた

期間中は料理を自宅でする人が増えた模様。近年、中国ソーシャルメディア上では、「炊飯器ケーキ」が人気を博し、重要なベーキングツールの1つとして「タマゴ割器」はキッチン用品カテゴリの中で最も売れた商品になりました。拼多多(ピンドゥドゥ)によれば、「タマゴ割器」の売上は、前年比260%増加し、検索数が前年比310%増加したとのこと。

エンターテイメントと学習に時間を使う人が増えた

期間中は自宅でゲームを楽しむ人達が増えました。あるゲームソフトやゲーム機は前年比130%以上で売上が伸びました。また付属のコントローラーなども好調でした。

期間中は自宅での学習に勤しむ人も多くいました。
拼多多(ピンドゥドゥ)によれば、教材、補助教材の全体的な販売量は、前年比で178%増加しました。教材の中で、英語と物理学が消費者から最も注目されています。有名人の伝記、唐の詩と歌、心に強く訴える本も消費者に人気があります。

コロナウイルスでも中国経済は失速しない?ECやライブ配信は好調に伸びている!

TBS newsの報道によれば、中国の学校ではオンラインで授業が始まったのとのこと。
コロナウイルスが流行することで、自宅にいることが増えた中国人の方々は、自宅でできる娯楽や消費に走っています。ある意味、空前のオンライン上、爆買が始まりを告げているのではないでしょうか。

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https://mp.weixin.qq.com/s/KKfaUv6611hE7Yb2aPwVTg?fbclid=IwAR3DE8BOxqPChEM1-MfFre4iHGUSXis3krW1GvMx30RdwC1ImhZJG3tYeSU