【中国】新型ウイルス肺炎、SNSでの反応は?訪日旅行への影響とは?

感染拡大が続く新型コロナウイルス。

2020年東京オリンピックが間近に控える中で、外国人観光客は訪日旅行についてどう思っているのでしょうか

今回は、新型ウイルス肝炎についてのネット上の投稿から見えてきた「今」をまとめました。

訪日旅行者の3割はコロナウイルスに不安を感じている

日本国内でも日に日に感染者が増えているコロナウイルス。訪日旅行者はどのように考えているのでしょうか?

株式会社LIFE PEPPERでは、浅草と上野にて10〜70代の訪日中の外国籍男女を対象に2月5日から7日の3日間で「訪日外国人の新型肺炎に関する意識調査」を行いました。

「訪日外国人観光客の新型肺炎に対する意識・行動の変容に関する調査」より
「訪日外国人観光客の新型肺炎に対する意識・行動の変容に関する調査」より

「訪日滞在の不安」について、欧米豪圏の81%が「感じていない」と回答しました。それに比べ、中国圏では「感じていない」が13%と、意識について大きな差があることが明らかになりました。

多くの欧米豪圏の訪日客が、「日本は自国に比べて綺麗(清潔)なので、感染症が騒がれているアジアでも、不安感が少ない」とコメントしました。

中国人、訪日旅行への影響アリ?新潟では宿泊キャンセル増加?

新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、中国政府が海外団体旅行等の販売を停止する旨の通知を中国の旅行業者に発出したことなどから、中国からの団体ツアーのキャンセルが全国的に発生しています。

新潟県庁では、中国人観光客の宿泊が多い新潟市・長岡市を調査対象に、宿泊キャンセル状況を調査を発表しました。

新潟県|新型コロナウイルスの影響に伴う中国人観光客の宿泊キャンセル状況についてより
新潟県|新型コロナウイルスの影響に伴う中国人観光客の宿泊キャンセル状況についてより

2月13日に新たに行った調査では、キャンセル合計数が約3000人泊と、10日間で1400人泊も増加しました。中国政府の海外団体旅行停止措置や、フライトの減便、欠航などの事態収拾が見通せないことから、5月の旅行予約キャンセルも発生しています。

また、中国人旅行客がホテルに宿泊しているか、との問い合わせも多く、風評被害が拡大しています。国内でも様々な情報が飛び交う中で、中国地方のある旅館では「外国人のキャンセルより、日本人のキャンセルの方がはるかに多いと感じている」と経営者が悲鳴をあげています。

一方、「新型肺炎を直接の原因とするキャンセルはない」「もともと団体旅行はほとんど受け入れておらず、影響は限定的」「中国本土のお客さまが少ないので、さほど影響はないと思う」と、新型肺炎の影響をほとんど受けていない旅館・ホテルも少なからず見受けられます。

【新型ウイルス肺炎】中国でのSNS上の反応とは?

新型ウイルス肺炎の流行について中国人の方々はどのような反応をしているのでしょうか?
新型ウイルス肺炎の中国SNS上での反応を調べてみました。

Weibo上で新型コロナウイルスの情報収集する人が多い

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Weiboにて新型コロナウイルスの情報収集をする人が多く、中国語で「新型」とWeibo上で検索するだけでも30件近くのコロナウイルスへの関連キーワードが出てきました。また、キーワード「新型コロナウイルス」や「新型コロナウイルスとサースウイルス」、「新型肺炎コロナウイルスの審査人数がサースを超えるなど」の検索が多い模様。

投稿をみてみると
「コロナウイルスはどのように検出されるのかどうか?」「熱があって、少し苦しく感じるが、私は感染されたのか」などの投稿をしている人が数多くいました。

医療関係者を応援する声が多数

新型コロナウイルスが流行ったせいで、病院の人材が不足しています。そこで医療の専門学校で学んでいる生徒が現場に駆り出させることもあるそうです。

また、新型コロナウイルスが流行り始めてから、お医者さんたちは休み無しに働いている人が多く、中国国内では医者達へ応援を送るメッセージや、現地に対する支援の声が多く上がっています。このような記事はシェア率が高く、全体的にポジティブな態度が感じられます。

新型ウイルス自主的報告でお金がもらえる?

中国の湖北省では、病状を隠すのではなく、自主的に医療組織へ連絡する事でそれぞれ発熱者は1000元、感染病可能のある病人はは2000元、感染病確定者は10000人民元を渡すと中国メディアCCTV4が発表していました。

コロナウイルスの発見者、李文亮医者の死に多くの中国人が悲しむ

2月7日にはコロナウイルス病体を第一に確認した中国武汉病院で長年感染病者の治療を行ってきた李文亮医師が亡くなった事を発表。この事件に対して、3億以上のいいねがつき、中国国内多くの人が彼の死に対して悲しみの様子を投稿しています。

李文亮医師はコロナウイルス感染病の第一発見であり、政府へ感染拡散阻止対策を呼びかけていました。感染拡散が広がるまでは、発言を慎むように警察から取り締まられたが、結果的に李医師の想定通りコロナウイルスは人から人へ感染するウイルスでした。

そして、彼の死に対して多くの人々が悲しみ、【残念すぎる】【彼の貢献を感謝する】【大変不公平だ、李先生が天国で安心して眠れるように、みんなでこの的事を広めようと】コメントとWeibo上では数多くのコメントがありました。

新型ウイルス肺炎が中国では猛威を振るう、今後の中国はどうなる?

今回はSNS上の新型ウイルス肺炎への反応をまとめてみました。まだまだ収束に向かう兆しが見えない新型ウイルス肺炎ですが、一刻も早く、落ち着くことを私達は祈っています。

また、クロスボーダーネクストでは、最新の中国トレンドを紹介していきます。引き続き、新型ウイルス肺炎関連のニュースをお届けしていきます。

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