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【2024年!中国SNSで人気】シティウォークCitywalkとは?でのインバウンド対策にお勧め!

中国と日本の両国間で水際対策が撤廃され、中国において国内旅行・国外旅行共に復活の兆しを見せています。
ところで、中国SNSのRED(小紅書)やDouyin(抖音)における最近のトレンドである「シティウォーク」についてみなさんご存じでしょうか。

本記事では、新たな旅行の形であるシティウォーク(Citywalk)と、合わせて中国人旅行客の情報収集の実態を解説していきます。
これを読めば、訪日インバウンド対策のヒントが見つかるかもしれません!

そもそもRED(小紅書)とは?

小紅書(RED)とは、インスタグラムとアマゾンの両方の機能を併せ持つ中国のSNSです。2022年時点で月間ユーザー数は2億人を超えています。

詳しくは下記記事をご覧ください。

【最新】中国発SNS型ECアプリ小紅書(RED) とは? 中国インバウンド対策の事例も合わせて紹介

中国インバウンド観光客の情報収集元は旅行アプリやSNS!RED(小紅書)も人気!

中国人観光客が旅行に関する情報を調べる時、ブラウザ検索ではなくSNSや旅行アプリを使うのが主流となっています。

中国ではグレートファイアウォールにより海外サーバーへのアクセスが規制されているため、海外メディアにアクセスする習慣がありません。
近年はGoogle MAPをインストールして活用している中国人ユーザーも増えてきています。
しかし、日本語や英語が堪能でない方や、アプリの操作に慣れていない方にとっては、依然として中国国産のサービスの情報が重要になってきます。

△出典:JNTO訪日旅行データハンドブック

JNTO訪日旅行データハンドブック(2023年版)によると、中国における「外国旅行の情報収集をする際に使うオンライン媒体」で多く回答されていたのは中国SNSや旅行アプリでした。
中国におけるGoogle・Yahooである百度(Baidu)はランキング中第8位で、その他の検索エンジンも上位ではありませんでした。

第1位の携程(Ctrip/シートリップ)は、中国発のオンライン旅行サイト・アプリで、情報収集から交通手段やホテルの予約まで旅行に必要な手続きを完結させることができるサービスです。
日本及び海外ではTrip.com(トリップドットコム)という名称で展開されています。

▽Trip.com 日本公式サイト
https://jp.trip.com/

▽Ctripについては下記の記事もご覧ください

【2024年】Trip.com(旧携程Ctrip/シートリップ)とは?中国OTAでインバウンド対策

その下に続くDouyin(抖音)、WeChat(微信/ウィーチャット)、Weibo(微博)、RED(小紅書)は全て中国で主流なSNSです。
SNSで海外旅行の情報を調べるのは、日常的に利用しているから使い慣れている、ユーザーのリアルな意見が手に入るといった利点があります。

シティウォークとは?若者に人気の街の楽しみ方でインバウンド対策にも役立つ

シティウォークの意味とは?

シティウォーク(Citywalk)とは、都市を歩いたり自転車で巡ることでその地の歴史や地理、新たな魅力を味わうささやかな旅を指す言葉で、イギリス・ロンドンで行われたのが起源とされています。中国語では「城市漫歩」と表します。
狭義のシティウォークは、参加者が何人か集まって事前に計画されたユニークな散策ルートを巡ることを指します。実際に中国の各都市では週末になると数々のシティウォークイベントが開催されています。
RED(小紅書)やDouyin(抖音)、Weibo投稿におけるシティウォークはそこまで厳密な意味合いではなく、単に都市を気が向くままに散策することを言う場合も多いです。

シティウォークは中国SNSでいつから流行しているのか

従来の旅と異なり、大掛かりな移動を伴わなくても行うことができ、自分が現在住んでいる街を楽しむことができることから、近年中国においてシティウォーク(Citywalk)は流行を見せています。
「シティウォーク」と言う単語が中国のネット上に最初に出現したのは2016年ごろと見られています。その後拡大の一途をたどり、2022年にRED(小紅書)が発表した「今年の生活トレンド10選」に「Citywalk/城市漫歩」が取り上げられるほどになりました。

2024年1月現在、RED(小紅書)上の「Citywalk」関連の投稿は287万件を越えています。新型コロナウイルスの流行状況が落ち着いている現在、今後もシティウォーク(Citywalk)の勢いは増すことでしょう。

△出典:RED(小紅書)

▽参考記事
小红书发布《2022十大生活趋势》山系生活、新中式穿搭等上榜

https://baijiahao.baidu.com/s?id=1721199988343063741

RED(小紅書)でのシティウォークの投稿形式は?

投稿のカバー画像には、魅力的なスポットの写真を一枚にまとめたものか、探索ルートを地図で著したものが特によく使われています。
思わず行ってみたくなる魅力的な写真複数枚と共に、キャプションにはそのスポットの詳細な魅力やアクセス方法や予算といった詳細な内容が文章で記されています。これによりSNS投稿をみたユーザーがすぐにでも真似をすることができます。

また動画投稿の場合、Vlog形式でまとめられたものも多いです。

△出典:RED(小紅書)

RED(小紅書)のシティウォーク投稿例【中国国内編】

①大都市・上海の街歩きプラン

△出典:RED(ユーザー名:飞猪带你玩江浙沪)

シティウォークの定番である大都市の街歩きプランです。
上海や北京といった大きな都市は見どころがたくさんあるため「〇〇通り」や「△△エリア」のように地域を絞ったプランの人気が高いです。
こちらの投稿は地図とおすすめの観光ルートの情報が一枚の画像にまとまっており、簡単に同じルートでシティウォークができるようになっています。

②特定のテーマに沿ったシティウォーク

△出典:RED(ユーザー名:丽莎)

自分オリジナルのテーマの観光ルートを設定できるのもシティウォークの魅力です。
こちらは中国南部の大都市、広州にあるレトロなスポット巡りをテーマにしています。
近年中国では1900年代の中国らしいデザインが「レトロ(复古风/復古風)」として一種のトレンドになっています。若者にとっては新鮮な旅のプランです。

RED(小紅書)のシティウォーク投稿例【日本編】

日本を含む海外の都市でも、インバウンド誘致に繋がるシティウォークの投稿がされています。

①訪日中国人観光客向けの東京の定番観光地を1日で巡る旅

△出典:RED(ユーザー名:一个之一)

こちらのシティウォークプランはメジャーな観光地を効率よく巡ることに特化しています。
シティウォークではこの投稿のように「1日攻略」や「東京観光3Days」などと滞在日数に応じた街歩きプランを見つけることができます。

②高級感のあるグルメの写真が目を引くプラン

△出典:RED(ユーザー名:一只荷包蛋酱)

△出典:RED(ユーザー名:Emily可真会吃)

シティウォーク投稿を行うのは訪日観光客だけではなく、実際に日本に住んでいる在日中国人によるものも多いです。

その地を知り尽くしたユーザーによる飲食店の投稿は、プロ顔負けのお洒落な写真が多く、お店の魅力を存分にアピールするチャンスです。

③インバウンド誘致に繋がる!日本全国各地のシティウォーク

△出典:RED(ユーザー名:Hiromi在日本)

もちろん投稿近郊だけではなく、日本全国さまざまな場所でREDの投稿が行われています。

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お役立ち資料

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クロスボーダーネクスト株式会社編集部 クロスボーダーネクスト株式会社編集部
Cross-Border Next, Inc.クロスボーダーネクスト株式会社。2016年に創業し中国マーケティングやSNS、KOLマーケティングなどを中心にこれまで400社以上の企業を支援
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