【2024年】WeChat(微信)とは?危険性と注意点や登録方法を解説
中国人の約8割が利用しているメッセンジャーアプリWeChat(微信/ウィーチャット)。
WeChatPayと呼ばれる決済機能も搭載しており、最近日本でも導入しているお店が増えてきています。
そこで本記事では、WeChat(微信/ウィーチャット)の登録方法や危険性についてわかりやすく解説していきます。
中国版LINEのwechat(微信)とは?
WeChat(微信/ウィーチャット)とは、中国版LINEであり、中華圏最大級のメッセンジャーアプリです。中国版LINEと言われるだけあり、LINEと似たようなメッセンジャーやスタンプ、通話機能などが搭載されております。
また中国国内では微信(読み方weixin)とも呼ばれ、Tencent(騰訊)が2011年にリリースしました。リリース当初から人気に火が付き、中国の猟豹全球智庫という会社の調査によれば、WeChatのアクティブ利用率は80%超えという結果が出ており、QQが約36%、Weibo(微博/ウェイボー)に関しては約6%です。WECHAT(微信/ウィーチャット)の人気の高さが伺えます。
WeChatで利用できる機能やインバウンド対策についての詳しい解説は下記の記事をご覧ください。
【2024】WeChat(微信/ウィーチャット)とは?危険性や機能、インバウンド事例やミニプログラムなど中国版LINEウィーチャットについて徹底解説
最新版!wechat(微信)の登録方法と日本で使う方法
WeChatは日本の携帯番号でも登録が可能となっています。
ここでは、グローバル版WeChatの登録方法と手順をご説明します。
①AppStoreからWeChatをダウンロード
こちらのアイコンのものをダウンロードしてください。
iOS、Androidともにアプリストアで無料でダウンロード可能です。
②アカウント作成
「電話番号で登録する」をタップした後、画面の通り入力を進めてください。
「次へ」をタップした後セキュリティ認証画面から「開始」をクリックします。
パズルを完成させた後、プライバシーポリシーを同意して「次へ」ボタンをクリックしてください。
③検証コードを取得
電話番号を入力して送信をタップするとSNS検証コードが届くので入力して、完了となります。
地域を日本に設定するとWeChatの画面表示もすべて日本語で表示されます。
WeChat(微信)の注意点や危険性、安全性は?
多くの人が利用しているWeChatですが、安全性もある反面、日本人が利用する場合の注意点がいくつかあるのでご紹介します。
①情報漏洩やメッセージの検閲
WeChatではメッセージが通信暗号化されずにそのまま送信されるので、情報漏洩のリスクがあると言われています。
業務上の連絡でWeChatの使用を禁止している企業もあるようです。
また、メッセージの内容が中国政府に監視されており、特に中国政府に不利益になる発信やポルノ関連、賭け事に関する内容は厳しく管理されます。
メッセージ検閲の目的は、主に犯罪防止や中国政府に不利益になるメッセージ内容の検閲ですので、必要以上に気にするものではないでしょう。
②マッチング機能による位置情報共有トラブル
WeChatでは、近くの人を検索して連絡できる機能があります。
この機能を利用すると、大まかな居場所が表示されてしまうので、居場所を相手に知らせたくない方は注意しましょう。
携帯電話の設定からプライバシー>位置情報サービスを選び、無効にするとこの機能がONになることはありません。ダウンロード時にはOFFの設定になっているようですが、ダウンロード後に確認すると良いでしょう。
③WeChat(微信)の安全性
- AppleStoreで厳しいチェックを受けている
- 電話番号登録が必須のため、匿名アカウントで登録できない
- WeChat(微信)システム内での安全管理や風紀管理が厳重
現在のアップルでは、プライバシーの保護が最も重要視されており、その審査に通っています。
また、中国政府に関する法律や規則によって、アカウント作成の際に電話番号登録が必須ですので、不正アカウントや匿名アカウントによる不正はしづらくなっています。
ただやはり、知らない人から友達申請が届いても、拒否することは個人情報の流出を防ぐために重要です。
さらに、WeChat(微信)システム内では、安全管理や風紀管理などが厳しく行われており、開発元のテンセント社と中国政府が協力して、投稿内容や運営者情報などをリアルタイムで管理監督しています。
以上のようにアプリのダウンロードをすることに問題はなく、アプリそのものは危険性が低いと言えます。
また、最近ではWeChat公式アカウントを開設する日本企業も増えており、大きな問題は発生していないことから、必要以上に警戒しなくても大丈夫だと言えるでしょう。
WeChat公式アカウントの開設に興味がある方は、下記記事をぜひご覧ください。
【2024年】WeChat公式アカウントとは?開設方法・費用・運用代行・できることなど日本企業が利用する上でのメリットや注意点を解説
WeChat(微信)のセキュリティは?
wechat(微信)のセキュリティはどのようになっているのか、対策はどのようにすれば良いか、wechat(微信)公式のプライバシーポリシーから抜粋して紹介します。
国際版のWeChatユーザーと中国国内の微信ユーザーでは適用されるプライバシーポリシーが違います。日本の電話番号で登録されている方は国際版のWeChatユーザーに相当します。
国際版のWeChatユーザーに適用されるセキュリティに値する項目を一部抜粋して紹介します。
WeChatへ送った情報や、チャットデータなどのセキュリティ保護については上記のように記載されております。
しかしユーザーがWeChatが第三者機関へ個人情報を転送することを希望した場合、第三者機関が個人情報を受信した後の、個人情報のセキュリティや処理過程について、wechat(微信)は一切責任を負わないと記載されていますので注意が必要です。
これはどの媒体を使う時もそうですが、WeChat(微信)を使う際、個人情報を共有する際は、相手が信頼できるかどうかを慎重に判断し、自身の情報漏洩を防ぎましょう。
WeChat(微信)使用時のセキュリティ対策
①位置情報やGPS機能をオフ
位置情報やGPS機能をオフにする方法は、2通りあります。
WeChat(微信)で位置情報を非公開にする方法と、スマートフォン上で位置情報機能をオフにする方法です。
しかし、WeChat(微信)上の位置情報に関する便利な機能が使えなくなりますので、この設定を行う際は注意して行うようにしましょう。
②WeChat Pay(微信支付)に関するリスク対策
WeChat Pay(微信支付)には、PAYPAYのように簡単に送金できることから詐欺などの危険性が潜んでいます。
偽造QRコードによる詐欺もあり、そのQRコードや支払先が信頼できるかどうか慎重に確認するようにしましょう。
まずは、路面にある不審なQRコードは絶対にスキャンしないことです。
さらに、WeChat Pay(微信支付)とリンクさせる銀行口座は残高を常に少なくしておくなどの対策も効果的です。
③WeChat(微信)乗っ取りへの対策法
もし、WeChat(微信)が乗っ取られた場合は、情報が漏洩されるだけでなく、WeChat Pay(微信支付)から金銭も抜き取られるリスクもあります。
乗っ取りへの対策法は、やはり、複雑な文字を組み合わせたパスワードを設定し、定期的に変更しておきましょう。
仮にアカウントが不正アクセスされた場合は、WeChat(微信)のサポートセンターへすぐに連絡します。早期発見であれば、被害は最小限に抑えられるでしょう。
まとめ
ほとんどの中国人が使うメッセンジャーアプリWECHAT(微信/ウィーチャット)。今では中国人向けにマーケティングをするのであれば欠かせないツールの一つと言っても過言ではないでしょう。
ここ数年のチャイナブームにより、日本でもWeChatを利用しているという人を見かけるようになりました。
クロスボーダーネクストでは、これまで200社以上の中国向けマーケティングの支援をしてました。その中でも毎回WECHAT(微信/ウィーチャット)についての話題が上がります。弊社ではWECHAT(微信/ウィーチャット)を活用したマーケティングノウハウが蓄積されていますので、お困りごとがあれば気軽にご相談ください。
もし興味がありましたら下記よりWeChat(微信/ウィーチャット)運用代行の資料を確認してみてください。
他にも中国マーケティングに関して気になることがございましたら、問い合わせフォームまでご相談いただくか、各種資料をダウンロードください。
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