1位はあのブランド!REDにおける2023年春・人気日本ブランドランキング

中国版Instagramとして中国のみならず日本でも日本の若い世代を中心に人気が高まっているRED。

ユーザーの8割以上が女性で、90年代生まれが7割と公表されています。

化粧品やファッションの情報から旅行、ダイエット情報など、幅広く様々な情報が投稿されています。

今回は、REDにおける日本企業の分析を行い、以下に分析結果をまとめてみました!

  • 中国のSNS事情が知りたい
  • どの企業が中国で人気が高いのか気になる
  • どんな投稿をすればREDで人気が出るのか

今回の記事はこのような方にピッタリの内容となっています。

記事の後半には高エンゲージを獲得した投稿の特徴もまとめています。

最後までチェックしてくださいね!

REDで人気の日本企業1位は...

今回はREDのデータ分析ツール「新红」のデータより、ビッグデータ解析の2023年3月の平均エンゲージメント数に基づきアカウントランキングをつけています。

1位.AHKAH(ジュエリー)

2位.IPSA(化粧品)

3位.MIKIMOTO(ジュエリー)

4位.SK-Ⅱ(化粧品)

5位.パナソニック冷蔵庫(電化製品)

6位.クレ・ド・ポーボーテ(化粧品)

7位.スギ薬局(生活用品)

8位.THERMOS(生活用品)

9位.無印良品(生活雑貨)

10位.SHISEIDO資生堂(化粧品)

いかがでしょうか。

やはりREDは女性ユーザーが多いことから化粧品ブランドとジュエリーブランドが上位にランクインしています。

次に上位5つのブランドのアカウントの詳細を紹介します。

ランキング上位のアカウントを5つ紹介

1位:AHKAH

2019年7月からREDの投稿をはじめ、現在フォロワー数は7924人、フォロワーの多くは18歳~34歳の女性です。

2023年3月の投稿の中でエンゲージ数が最も多いのは、中国アンバサダー劉宇(歌手)の広告動画の投稿です。この投稿は2672件ののいいね、635件のお気に入りを獲得しました。

AHKAHのアクセサリーを身に着けた劉宇にコメント欄には「イケメンすぎる!」「彼が付けているネックレスはどれ?」など400件を超える書き込みがされました。

△画像出典:RED

2位:IPSA

2019年6月からREDの投稿をはじめ、現在フォロワー数は7.3万人、フォロワーの多くは18歳~34歳の女性です。

2023年3月の投稿の中でエンゲージ数が最も多いのは、スキンケアサンプルのプレゼント企画の投稿です。5010個限定で行われたこのプレゼント企画投稿は5441件のいいね、1419件のお気に入りを獲得しました。

△画像出典:RED

3位:MIKIMOTO

2021年6月からREDの投稿をはじめ、現在フォロワー数は3.1万人、フォロワーの多くは18歳~34歳の女性です。

2023年3月の投稿の中でエンゲージ数が最も多いのは、中国アンバサダーディリラバ(女優)の広告投稿です。

「世界で最も美しい女優2023」で1位に選ばれたディリラバは中国国内でも美女と名高く、そんなディリラバがアンバサダーを務めた広告の投稿は9991件のいいね、616件のお気に入りを獲得しました。

△画像出典:RED

4位:SK-Ⅱ

2019年7月からREDの投稿をはじめ、現在フォロワー数は14.5万人、フォロワーの多くは18歳~34歳の女性です。

2023年3月の投稿の中でエンゲージ数が最も多いのは、SK-Ⅱの化粧水フルサイズのプレゼント企画の投稿です。

この投稿は978件のいいね、502件のお気に入りを獲得しました。

△画像出典:RED

5位:パナソニック冷蔵庫

2022年9月からREDの投稿をはじめ、現在フォロワー数は1.4万人、フォロワーの多くは25歳~34歳の女性です。

2023年3月の投稿の中でエンゲージ数が最も多いのは、食材を冷凍保存する際の小技紹介の投稿です。

「冷凍すると食感が悪くなる」「野菜が固まって解凍が大変」そんな起こりがちな悩みを解決できる冷蔵庫の紹介をしたこの投稿は、6903件のいいね、1768件のお気に入りを獲得しました。

△画像出典:RED

ランキングから分かった人気アカウントの特徴

今回の調査でランクインした企業の投稿内容には、いくつか共通点があります。

1.アンバサダーの広告記事

多数の芸能人をアンバサダー、イメージキャラとして起用し、その芸能人の広告写真を自社運営のアカウントに上げることはアカウントのフォロワー、エンゲージ数を獲得するのに最も効果的な方法です。

アンバサダーの記事を投稿すると、彼らのファンがいいね、コメントすることが多いためエンゲージ数も他の記事に比べ多くなります。

2.商品のイベント記事

コメント、いいね、フォローした人の中から抽選を行い、自社の商品をプレゼントするイベントはユーザーにコメント、いいね、フォローを促すことができるため、必然的にエンゲージ数が高くなります。

3.商品の紹介も交えた豆知識の紹介

Panasonic冷蔵車などの企業は、自社商品、また自社を販売している商品を中心に投稿をしていますが、その商品を使用した様々な豆知識を紹介することで、ユーザーの興味を惹きエンゲージ数を高めることに繋げることができます。

まとめ

REDにおける人気企業第1位はジュエリーブランド「AHKAH」。人気歌手を起用した広告投稿で見事1位を獲得しました。

今回の分析から、中国では著名人をアンバサダーに起用し、SNSに広告記事を投稿してフォロワー数、いいね数を増やしながらエンゲージ数も高めていくという方法が一般的であると分かりました。

また、自社商品を使用した豆知識紹介はユーザーに商品使用後のイメージを想像させることができ、コメント欄でユーザーの生の声に直接応えることもできます。

6月には中国最大のECセール「618商戦」があり、中国人は既に何を買うのか吟味しているところです。

さらに!インバウンド観光客が2022年の同時期と比べ2倍以上も増加し、今後もインバウンドが期待される今は、中国人消費者に自社製品をアピールする絶好のチャンスです!