中国人ターゲットのメディアや広告枠21選|中国インバウンド対策に活用できる訪日中国人向けサイト
中国人向けのメディアを探している
中国人向けの広告を出稿したい
中国人に人気のメディアや広告を探している
というような課題を抱えている中国インバウンド・アウトバウンド担当者向けに
中国人ターゲットのメディアや広告枠を記事にまとめてみました。
中国人向けの広告出稿やメディアを探す上でお役に立てれば幸いです。
中国人ターゲットのメディアや広告枠を選ぶ3つのポイント
中国人向けのメディアや広告枠を選ぶ際に、様々なポイントがありますが、
今回は以下の3つを紹介します。
- メディアのPV数やユーザー数
- メディアの属性
- ユーザーの属性
メディアのPV数やユーザー数
選ぶポイントの1つ目は、メディアのPV数やユーザー数です。一番わかり易いポイントと言えるでしょう。個人的にはPV数はサイト設計などで上乗せすることはできますが、純粋なユニークユーザー数でサイトの規模感を見極めるといいでしょう。
PVは一人のユーザーで、複数計上できますが、ユニークユーザー数は原則、1カウントになります。ユニークユーザー数=そのサイトにどれくらいの人が訪れているか?という指標になりますね。
メディアの属性
2つ目のポイントはメディアの属性です。つまり、どういうコンテンツを日常的に発信しているメディアかどうかを見極める必要があります。メディアで紹介したい商品が化粧品の場合、男性向けのコンテンツを発信しているメディアに情報を掲載しても効果が期待できないでしょう。(男性向けの化粧品であればいいでしょうが……)
化粧品であれば、常に女性向けのコンテンツあるいは、化粧品情報を扱っているメディアに情報を乗せるのがいいでしょう。このように自社の属性に合いそうなメディアをおすすめします。
ユーザーの属性
3つ目のポイントはメディアに訪れるユーザーの属性を把握することです。そのメディアにはどのようなユーザーが多く訪れるのでしょうか?あるメディアでは40代女性、化粧品に興味を持っている人が多いかもしれません。
あるメディアでは、筋トレに興味を持っている30代前半のユーザーが多いかもしれません。このようにメディアごとに訪れるユーザー層が異なるので、選定する上ではどのようなユーザーが多いのかを把握しましょう。
中国人ターゲットのメディアや広告枠21選!
それでは今から具体的に中国人ターゲットのメディアや広告枠20選を紹介します。
以下のカテゴリごとに分けて紹介をしていきます。
- 中国人向けメディア
- 中国人向けクチコミサイト
- 中国人向けポータルサイト
- 中国人向け検索サイト
- 中国人SNS
- 中国人向け動画サイト
それでは早速見ていきましょう。
良品志|中国人向けメディア
訪日中国人向けメディアである良品志(リョウヒンシ)。WEBメディアだけではなく、WeiboアカウントやWeChatアカウントもあり、総フォロワー数が30万人以上になるメディアです。特徴としては、良品志(リョウヒンシ)内で中国人に向けてサンプリングができることです。
良品志(リョウヒンシ)のコンセプトは、日本の良い商品を紹介するというものであるため、ユーザーが日本の商品に興味を持っている人が多いのが特徴です。そのような中国人に対してサンプリングをすることができ、自社商品のテストマーケティングをすることができます。詳しくは以下からご確認ください。[blogcard url=”https://www.cbn.co.jp/archives/3080″]
潮日本(チャオリーベン)|中国人向けメディア
「潮日本(チャオ・リーベン)」は朝日新聞社が運営する中国・台湾・香港からの訪日客向け、日本最新情報サイトです。中国人観光客に人気の最新ショッピング情報や観光スポット、体験サービス、グルメ情報などを人気のエリア別に紹介しています。中国人ネイティブライターによる日本の見どころ紹介や、百貨店バイヤーが選んだ売れ筋商品などをネイティブ視点で日本の魅力を伝えています。
観光情報、飲食店、小売り店など、総合的なインバウンド対策に対応しています。地方の祭りの紹介なども行っており、地方自治体の利用も多いです。
去日本(GoJapan)|中国人向けメディア
「去日本(GOJAPAN)」は、日本に特化した中国のメディアネットワークです。
旅行前の情報収集、ビザ申請から旅最中の温泉翻訳やクーポン案内、旅行後のレビューから情報共有など日本旅行を全てカバーするコンシェルジュアプリです。中国のAppStoreの日本関連アプリランキングで第一位となりました。アクティブユーザー数は320万人を突破し、訪日中国人個人旅行者のうち、4人に1人がGOJAPANを利用しています。
公式Weiboや公式Wechatでもユーザーを獲得しているほか、中国の300以上の媒体と提携しており、KOLを活用したプロモーションも実施しています。より多くのユーザーに発信したい場合、GOJAPANを利用する企業様が多いです。
日本漫遊(イージャパンナビ)|中国人向けメディア
「日本漫遊」は中国人観光客向け日本観光情報を日本から発信する中国語版の観光案内専用ポータルサイトです。
観光スポット案内・宿泊先予約・ショッピングガイド・グルメガイド・レンタカーの予約・イベント案内など中国人観光客視点で実用性の高い情報をネイティブが執筆した文章で紹介を行っています。
アクセスの85%が台湾・中国本土・香港からとなっており、これから具体的に計画を立てていこうという潜在的訪日客が、来日のための情報収集という明確な目的をもってサイトを訪問しています。
日本美食 Japan Foodie|中国人向けメディア
「日本美食」は、訪日観光客と飲食店をつなげる観光客向けグルメアプリ『日本美食』を運営しているほか、海外メディアの運営や予約代行による集客サービスを提供しています。日本の食文化や作法など、日本の食や文化にまつわる情報だけでなく、クーポン情報なども発信しています。
また、訪日観光客と飲食店をつなげる観光客向けグルメアプリ『日本美食』では、レストランの紹介から予約、オンラインでの決済まで日本美食のアプリ一つで完結できます。
店舗の業務改善や今話題のフィンテックといった、 ITにおけるいろんな側面を持つサービスを行っているので、インバウンド対策に困っている飲食店の利用が多いです。
玩美花园(Beauty Park CHINA)|中国人向けメディア
「玩美花园」は、日本の流行ヘアスタイルやファッション、ライフスタイルなど主に訪日女性観光客向けコンテンツを発信しています。日本旅行の際に美容サロン体験をしてみたい中国ユーザーに対して「コンシェルジュ」サービスを提供しており、旅行時に安心してサロンへ来店できるように中国と日本サロンとの違いなどの情報を提供しています。
体験型旅行が主流になっている今、日本の美容室、ネイルサロン、まつげエクステサロン、エステサロン、リラクゼーションサロンという美容コンテンツを味わいたいという観光客が増え、インバウンド集客をしたいと考える美容サロンの加盟が増加しています。
大衆点評(たいしゅうてんぴょう)|中国人向けクチコミサイト
「大衆点評」は中国最大の口コミ投稿サイトです。登録ユーザーは2.5億人を突破しており、中国国内では300万店舗と契約、海外においても1000万以上の店舗情報が登録されています。日本のホットペッパービューティーや食べログに近いサービスですが、大衆点評のカテゴリーはグルメ、ショッピング、美容、周辺観光スポット、ホテルなど旅行に関わるすべてのカテゴリーを網羅しています。
訪日中国人旅行者の約45%が大衆点評を利用しており、年々日本でも加入する店舗が増えてきています。団体ツアー観光客から個人で旅行をする人が増えてきており、旅行者が個人で訪問するお店を選別しているので、
大衆点評の口コミにより街中の小さなお店にもインバウンドのチャンスが見えてきています。
馬蜂窩(マーフォンウォー)|中国人向けクチコミサイト
「馬蜂窩(マーフォンウォー)」は旅行先の観光地やホテルなどの口コミ情報など、多様な旅行コンテンツを毎月約1000件掲載しています。ユーザー数は1.3億人を突破し、訪日観光客は毎年400万人が利用しています。
特に若者のユーザーが多く、今最も中国で注目されている旅行情報プラットフォームです。若者層を中心としたマーケティングを行いたいと考える企業の利用が増えています。
kimiss|中国人向けクチコミサイト
「KIMISS」は、中国最大の化粧品や日用品に特化した口コミサイトです。ユーザーの多くは美容に感心が高い女性です。
サイト上で化粧品や日用品のサンプリングモニターを募集し、当選者に商品を郵送、実際に使用してもらい口コミを投稿してもらいます。モニター当選者は口コミ投稿が義務付けられているので口コミ数を充実させることが可能です。
化粧品のプロモーションには最初にサンプリングを行うのが効果的であり、中国進出を考える日本化粧品会社の利用が増えています。
猫途鹰(マオ トゥ イン)|中国人向けクチコミサイト
「猫途鹰(マオトゥイン)」は、世界で最大の旅行サイト、アプリであるトリップアドバイザーの中国でのブランドの名称です。
口コミで人気の観光地やホテルなどがランキング化されていて非常に見やすいです。
網易新聞(ネットイースニュース)|中国人向けポータルサイト
網易新聞(ネットイースニュース)は中国の5.8億人が利用し、1日の平均PV数は、1.1億PVにも上るポータルサイトです。日本で言うところの、ヤフーのようなもので、中国版ヤフーと言えるでしょう。また、
網易新聞(ネットイースニュース)を提供しているネットイース社は越境ECサイト「kaola.com(ワンイーカオラ)」を運営しており、日本製品を求める中国人ユーザーが数多く利用しています。ポータルサイトとECサイトを所有していることからまさにヤフーに近い企業と言えるでしょう。
百度(バイドゥ)|中国人向け検索サイト
「百度(バイドゥ)とは、中国最大の検索エンジンです。検索シェアはGoogle、Yahooに次ぐ世界第三位です。検索エンジンだけでなく、地図やニュース、辞書、SNSなど様々なサービスを提供しており、百度の月間アクティブユーザー数は約6億人以上で中国のインターネットユーザーの約70%が、百度を利用しています。
百度ではリスティング広告、アドネットワーク広告、インフィード広告、ブランドリンク広告など様々な広告展開が可能です。
360捜索|中国人向け検索サイト
「360捜索」は、中国で検索シェアがBaiduに次いで第2位の検索サイトです。360捜索の中国国内のユーザーは、日本のGoogleユーザーをさらにビジネス寄りにしたようなイメージになります。
中国へ進出するためにBaiduのリスティング広告出稿を検討している人は多いと思いますが、実はBaiduよりも360捜索の方が、管理画面や設定の仕方・機能面などがGoogleに似ているため、分かりやすいと言う特徴があります。
また、広告を出すリスクが非常に引くのも特徴です。360捜索自体が若いので、1回のクリックの費用が単純にBaiduの半額~半額以下で抑えられます。
WeChat(微信)|中国人向けSNS
「Wechat」は10億人以上のユーザーを所有する海外ではポピュラーなメッセージアプリです。最近日本でもWechat payを使えるお店が増えてきました。
中国進出を考える日本企業が注目しているのは、「ミニプログラム」と呼ばれるWechat内のアプリのようなものです。Wechatを使用している最中に他のアプリを別ブラウザーで立ち上げる必要がなく、Wechat内でそのまま購入・決済できるのが特徴です。ユーザーはこれを使用し音楽・ゲーム・ニュース・ショッピングなどを気軽に楽しむことができます。
WeChat広告についての詳細は以下をご確認ください
[blogcard url=”https://www.cbn.co.jp/archives/4505″]
Weibo(微博)|中国人向けSNS
「Weibo(微博)」は、中国最大ともいわれるソーシャル・メディア・プラットフォームです。日本でいうところのツイッターのようなサービスです。ユーザー数は7億人、1日のアクティブユーザー数は1.39憶人と活発に使われており、その90%はモバイルからのログインです。
Weiboをマーケティングに活用する方法には、公式アカウントを開設して自社アカウントを運用する方法のほか、Weibo内で広告を打つという方法もあります。
Weibo広告は、1億人以上ものユーザーへアプローチすることができます。種類が豊富なだけでなく、ターゲティングやKOL活用など、企業メリットの大きい広告配信が可能です。
Weibo広告については以下をご確認ください。
[blogcard url=”https://www.cbn.co.jp/archives/4679″]
小紅書(RED)|中国人向けSNS
REDは、2億人を超えるのユーザー数を誇る中国の口コミECアプリです。メイン画面は写真が目を惹くインスタグラムのようなサービスです。ユーザー数は2.5億人を突破しました。ユーザーは18~35歳の女性が多く、スキンケア、メイク、ファッション、子育てなどの情報が日々ユーザーによって更新されています。
小紅書(RED)はエンゲージメント率が高いアプリなので、インフルエンサープロモーションで効果が出やすい特徴があります。また、Weibo、Wechatではリーチできない層にアプローチでき、購入確率も比較的高いので、成果が出やすいプロモーション手法と言えます。
小紅書(RED)を活用したプロモーションについては以下をご確認ください。
[blogcard url=”https://www.cbn.co.jp/archives/2012″]
抖音(TIK TOK)|中国人向けSNS
「抖音」は、日本でも若者を中心に大人気のショート動画共有アプリ「TikTok」は中国発のサービスで、中国では「抖音(Douyin)」と呼ばれています。BGMつきの15秒動画を簡単に作成して投稿、共有できるという手軽さから、またたくまに人気に火がつき、中国における月間アクティブユーザーは3億人を超え、毎日利用するヘビーユーザーは7,000万人に近づいています。
TikTokでは2018年に淘宝などのネットショップと連携を開始し、TikTokアプリ内から直接ネットショップのページにリンクを設定するいことが可能になりました。ショートムービーで紹介されている商品を欲しいと思えば、そのまま商品ページで即購入することができます。
流行に敏感な若者世代をターゲットにした商品を扱う企業の広告進出が増えています。
快手(Kuaishou)|中国人向けSNS
「快手(クゥアィシォウ)」とは、中国で展開されているショートビデオSNSアプリケーションです。ユーザー数は7億人を超えており、ビデオの投稿、編集、ライブストリーミングサービス等を融合させたSNSとして、中国では大変有名なアプリケーションとなっています。
快手をはじめとしたショートムービーは、訪日中国人へのPRに向いたコンテンツです。ショートビデオは手軽で、1分以内と短いため、目を通してもらいやすく、拡散のスピードも速いのです。
日本の地方観光地や文化体験などの動画がバズったこともあり、地方自治体や小売店などにおすすめの広告です。
爱奇艺(iQiyi)|中国人向け動画サイト
「爱奇艺(アイチーイー)」とは、映画やドラマ、アニメなどを視聴できる中国の動画サイトです。2017年時点で月に約3億5,000万人、1日に約1億3,000万人のユーザーがサイトを利用しています。
基本的に動画の閲覧は無料ですが、月額19.8元(約336円)の有料会員になると60秒ほどの広告をスキップすることが可能になります。
爱奇艺の有料会員数は5,080万人なので、残りの約3億人に広告を閲覧してもらうことが可能です。また、クリックや再生回数など、具体的な効果がなければ費用を請求されないため、少なめの予算でも対応できます。
また、爱奇艺では、インフルエンサーとのコラボ動画を使って商品の売上アップを図るという方法も器用しています。
优酷(Youku)|中国人向け動画サイト
「优酷(ヨウク)」とは、アニメ、ドラマ、映画などを配信している中国の動画サイトの1つです。2006年にスタートし、現在は1ヶ月で約5億人のアクティブユーザーが存在しています。
优酷の特徴として、他の動画サイトと違い优酷でしか視聴できないオリジナル動画がたくさん配信されているという点があります。オリジナル動画の例として、青森県の弘前市が、优酷に観光スポットや日本文化を紹介する動画をアップロードし、約15万8,000回という再生回数を記録しています。
広告枠も豊富で、膨大な数のユーザーに宣伝するために、収益性の高いチャンスを提供していることは確かであるものの、広告費は決して安くありません。また、ダイレクトマーケティングへの取り組みが欠如しているため、特定のユーザーをターゲットにしたい企業には、优酷のプラットフォームはあまり適しません。その一方で、正確なターゲティング戦略を行うメリットが少ない広告主は、优酷を利用することで広告費が有効に使われていることが感じられるでしょう。
Tencent Video|中国人向け動画サイト
「Tencent Video(テンセントビデオ)」は、アニメやドラマ、映画などを扱う動画配信サービスです。中国のネットサービス最大手「テンセント」のグループ傘下であり、中国人であれば知らない人はいないほど広まっています。2017年11月時点の月間アクティブユーザー数は約4.9億人に達しました。
コンピュータビジョンと人工知能(AI)を使用することで、年齢や性別などの情報に基づいたターゲットユーザーに、簡単かつ迅速に自動的に動画内の広告を合成することが出来るとしています。
まとめ
今回は中国人ターゲットのメディアや広告枠21選について紹介しました。世界一キャッシュレスが進んでいるとも言われるようになった中国では、様々な広告から直接購入に繋げることが可能になりました。
ターゲットを明確にすることで、どのメディアが自社の宣伝に適しているのかが見えてくると思います。
中国進出を成功させるためには、まず多くの人に知ってもらうことが重要になってきます。そのために大手中国メディア広告はとても効果的です。様々なPR手法がありますが、自社にあったPR手法から取り組んでみてはいかがでしょうか。
PR:中国人へサンプリングをしてみませんか?
クロスボーダーネクストが運営しているメディア良品志(リョウヒンシ)では、中国人35万人に対してサンプリングができる機能があります。自社の商品が中国でどれくらいウケるか試してみませんか?良品志(リョウヒンシ)のメディア資料を無料でお配りしています。下記よりダウンロードください。
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