訪日中国人の免税品購入金額がコロナ禍前越え!2023年下半期最新インバウンド消費状況紹介

もう少しで迎える中国春節シーズン。
中国と日本の両国間で水際対策が撤廃され、インバウンド消費の復活が期待されますが、実際のところ訪日中国人観光客の消費金額は増えているのでしょうか。

結論を言うと、訪日中国人観光客のインバウンド消費は増加しています。
今回は2023年下半期の訪日観光客動向にまつわるニュースをご紹介します。

2023年10月|訪日中国人の免税品購入金額がコロナ禍前を25%上回る

2023年11月のNHKの報道によると、中国からの旅行者が購入した免税品の総額が、10月はコロナ禍前を25%上回っていることがわかりました。

この数字は免税サービスを行う会社「グローバルブルー」の発表によるもので、免税の取り扱い件数自体は2019年と比べて45%の減少となっているものの、1件あたりの平均単価は9万1550円と、85%増加しました。

件数の減少はコロナ禍前と比べた訪日旅行者数の減少を反映しています。
一方で平均単価が大幅に増加しているのは、購入総額の品目別の割合において宝飾品やバッグなどの「一般物品」が56%から87%へ伸びたことに起因していると考えられます。
円安の影響もあり、今後もブランド品、高額品の需要が伸びると予想されます。

2023年7〜9月期の訪日外国人旅行消費額1位は中国。1人当たり旅行支出旅行単価がコロナ前比40%超え

観光庁の訪日外国人消費動向調査によると、2023年7〜9月期の訪日外国人旅行消費額は1兆3,904億円(2019年同期比17.7%増)と推計され、国籍・地域別では、中国が2,827億円(構成比20.3%)で1位であることがわかりました。

▽参考リンク
訪日外国人消費動向調査2023年7-9月期(1次速報)について
https://www.mlit.go.jp/kankocho/news02_000528.html

△画像出典:国土交通省観光庁

 

中国人一般客1人当たり旅行支出をコロナ前と比較すると、2019年比で40%増加しています。なお全国籍・地域平均では2019年比29.4%増加しています。

また1人当たり費用別旅行支出を国別で比較すると、買い物代の1位が中国となっており、中国人観光客の購買力の高さが健在であることがわかります。

△画像出典:国土交通省観光庁

 

2023年下半期のインバウンド状況まとめ

2つのニュースによると、訪日中国人観光客数はコロナ前の水準に戻っていないものの、消費総額では既にコロナ前を上回っているということがわかりました。

一人当たり旅行費用単価が大幅に増加しているということは、直近日本に来ている観光客は富裕層であるという見方もできます。
中国向けマーケティングにおいては、しばらくは富裕層向けのラグジュアリーな商品やサービスを拡充させつつ、2024年以降はより幅広い属性に向けたプロモーションを実施することをおすすめします。

春節マストバイキャンペーンで訪日観光客にアプローチを!

中国SNSで日本の商品やサービスをアピールする「春節マストバイキャンペーン」を特別価格で実施しています。
以下に当てはまる方はまず下記より資料をダウンロードしてみてください。

  • インバウンド需要に乗じてプロモーションをしたい
  • 日本で買うべきお土産として商品の認知度を高めたい
  • 中国市場でのブランディングに成功したい

 

▽春節マストバイキャンペーンの詳細はこちらから

インバウンド対策ができる春節マストバイキャンペーンとは?中国大型連休に備えるプラン!