訪日中国人向けインバウンド対策ではSNSの活用は必須と考えられます。なぜならば、観光庁が発表している「訪日外国人消費動向調査、2018年年間値の推計」によれば、中国人が旅マエに役立つ情報源として、SNSの投稿が1位となっています。つまり、大多数の中国人の方々はSNS投稿を見て日本旅行の情報収集をしていると言えるでしょう。
しかしながら、「中国SNSを活用して、どのような発信をしたらいいのかわからない」というような、課題を持たれている方々も多いのではないでしょうか。
そこで今回は中国人に刺さるSNS投稿の切り口について、10月度、弊社がマネジメントしている中国人インフルエンサーの投稿を参考に解説をします。
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中国SNSweibo上でバズった10月度の投稿9選を発表！
弊社、クロスボーダーネクスト株式会社（以下、クロスボーダーネクスト）がマネジメントしている中国人インフルエンサー達が、中国版Twitterと呼ばれるweibo上で投稿しバズった記事を紹介します。
また、今から紹介する投稿がバズった理由も合わせて解説をしますので、これらの投稿を参考に日々の中国向けSNSの発信の切り口について参考になれば幸いです。
なお、クロスボーダーネクストでは日本情報を発信する中国人インフルエンサーに特化したMCNを運営しております。MCNとは平たくまとめると、インフルエンサーをマネジメントする事務所です。
クロスボーダーネクストMCNでは、日本情報を発信する中国人インフルエンサーが100人以上おり、日々数多くの情報を以下のような中国人向けSNSで発信しています。
中国版Twitterであるweibo（ウェイボー）や中国版LINEであるWeChat（ウィチャット）、日本でも流行っているTikTok（ティック・トック）、中国版インスタグラム＋アマゾンと言われる中国発SNS型ECアプリ「小紅書（RED）」。
以下、5名の中国人インフルエンサーの投稿を紹介していきます。
小希在日本（シャオシーザイリーベン）
七日野鬼（ナノカノオニ）
林萍在日本（リンピンザイリーベン）
良品志（LPZine）
在日本 In Japan
https://www.cbn.co.jp/archives/2955
世界中から愛されるディズニー
2016年に上海ディズニーランドが建設されるほど、ディズニーキャラクターは中国人からも親しまれています。
こちらの画像は、林萍在日本（リンピンザイリーベン）が「ミッキーマウススクリーンデビュー90周年記念イベントショップ」の紹介をWeiboに投稿したものです。このような期間限定ショップの情報はあまり知られていないため、多くの中国人の関心を集めました。
店内の様子や商品を写真でわかりやすく投稿しているので、「ぜひ訪れてみたい」、「素敵な商品に心が動いた」など、賞賛のコメントが600件以上届きました。
中国人にとって寿司は高級すぎる食べ物？
お寿司は日本を代表する美食の一つです。しかし、中国国内で寿司は高級料理で、値段も高いイメージがあります。日本でお寿司を食べてみたいけれど、予算がない観光客に対して、回転寿司店舗の紹介を行いました。
上記の画像は、クロスボーダーネクストが運営しているMCNに所属する林萍在日本（リンピンザイリーベン）が実際に日本の回転寿司チェーン店「スシロー」へ行き、その体験動画をWeiboに投稿したものです。
受付や注文の仕方、人気のメニューなど詳しく紹介しており、お得な情報としてシェア数：675、コメント数：912、Like数：2,681、動画再生数：686,000もの反応がありました。
旅行前に知っておきたい！日本での一日の食費は？
日本への旅行中に、美食体験をしたいと考える中国人は多いですが「どれくらいの予算で、どのような食事ができるのか」具体的に知っている人は多くないでしょう。
上記の画像は、クロスボーダーネクストが運営しているMCNに所属する七日野鬼（ナノカノオニ）が、「日本旅行中にかかる一日の食費」をまとめ、Weiboに投稿したものです。
読者が自分自身の予算に合わせて店舗選びできるように、コンビニからファストフード、寿司屋など具体的な店舗のカテゴリーや値段をわかりやすく解説しており、シェア数が577件を突破するなど、非常に反響の良かった投稿のひとつです。
食べ放題は中国人にも人気！
こちらは、クロスボーダーネクスト社に所属する七日野鬼（ナノカノオニ）が配信した飲食店プロモーションの事例です。
日本焼肉は中国人観光客にとても人気がありますが、和牛などの高級焼肉に行く場合、そのために予算を組む必要があります。そこで、今回は1000円以内の焼肉食べ放題店に絞って紹介しました。
近年、ツアーより自由行動を好む旅行客が増えました。このように気軽にいける飲食店の情報は読者に喜ばれ、反応が良いです。こちらの記事のシェア数は1144件を突破しました。
日本のサブカルチャーは中国でもウケる！
こちらの画像は、クロスボーダーネクスト社所属の小希在日本（シャオシーザイリーベン）が京都で行われた街おこしイベントについて投稿をしたものです。
「妖怪仮装行列 一条百鬼夜行」というこのイベントでは、様々な妖怪達が京都の街を練り歩きました。
日本のサブカルチャーに関心のある中国人は多く、このようなまだ知られていないユニークなイベント情報はSNSで非常に喜ばれます。
「インスタ映え」ならぬ「weibo映え」？
日本では「インスタ映え」という言葉がありますが、中国もinstagramは利用できなくとも、weiboやredなどで映え写真を投稿するのが流行っています。
そのため、多くの観光客は、日本旅行中に綺麗な写真を撮りたいと思っています。
このように二次元のような空間を演出するスポットは人気が高いです。
期間限定の場所など、珍しいフォトスポットの情報は多くないので、紹介するとバズります。
寒い時期にぴったり、厳選温泉紹介
こちらはホテルのプロモーション事例です。気温も下がってきたので、このような温泉紹介記事はとても喜ばれます。
この記事では、「最も古い日本の温泉」や、「知名度が低いが最高の温泉」など、特色のある温泉ホテルを厳選して紹介しました。
訪日旅行の際に最も気にするのが宿泊先に関する情報だといわれています。このようにわかりやすくまとめてある記事はSNSで喜ばれます。
期間限定イベント情報は喜ばれる！
有名な観光地でも、再度楽しめる期間限定イベントの紹介は喜ばれます。
こちらはすみだ水族館冬の特別イベントプロモーションです。
また、綺麗な写真は目を惹くので、シェア数が高くなります。
日本のOLに興味津々な中国人女性たち
近年、日本ドラマを通して日本のOLに憧れを抱く中国女性が増えました。
そこで、日本雑誌を翻訳して投稿した記事はとても喜ばれます。
こちらは日本読者モデルの「カバンの中」を紹介した記事です。
中国女性へ日本商品や愛用品のプロモーションをするために、実際に使用しているイメージを魅せながら商品への認知度を高めます。
中国人のニーズを把握し、情報を発信していこう
近年の中国のSNSを分析していると下記のような傾向が感じられます。
・日本旅行のディープな攻略情報が反応がいい
・日本で話題になっていることが中国でも話題になりやすい
・いまでも化粧品系の情報は人気
・日本のサブカルチャーは人気
これらは以外にも分析をしていると見えてくるものがありますが、今回の記事では全部を伝えることはできませんでした。今後も定期的に中国向けSNSで反応が良かった投稿を伝えていき、中国マーケティングの参考にしていただければ幸いです。
また、中国向けSNS運用やプロモーション、KOLやインフルエンサーマーケティングなどの困り事がありましたら気軽にご相談ください。
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