なぜ中国人は花見が好きなのか?中国における“桜グッズ”の人気度とは?中国桜の歴史も合わせて解説
春の風物詩である花見のシーズンがもうすぐやってきます。
毎年この季節になると発売される“桜グッズ”は見ているだけで幸せな気分になれますよね。
実は、“桜グッズ”は日本だけでなく中国でも毎年販売されるほど大人気なのです。
なぜ中国人は花見が好きなのか?桜好きな歴史から解説
ところで、なぜ中国人は桜が好きなのでしょうか。
実は中国には、古代から八重桜や山桜などさまざまな桜が自生していました。唐の時代には「桜花節」というイベントが設けられてたとの記載もあります。
一方で、中国の花といえば「梅」あるいは「牡丹」という意見が主で、花見をするにも桜よりも梅や牡丹の方が中国人の間でポピュラーでした。
しかし近年のSNS普及や日本旅行の影響により、一斉に咲いて散るソメイヨシノの美しさが中国人にも認知されるようになりました。
毎年春になると、中国大手検索エンジンでは「桜 花見」というキーワードが多く検索されます。
桜の名所として知られる中国の名門大学・武漢大学に多くの花見客が訪れ、広州、成都、長沙、大連などで桜関連のイベントが行われるなど、桜=春の風物詩という認識は中国人の間で年々増しています。
期間限定の”桜グッズ”は、中国でも大人気
中国人の桜好きは花見だけに留まりません。桜グッズや食品の中国市場は数年内に1000億元にものぼるとも言われています。
例えばスターバックスでは、毎年2月ごろに桜をモチーフにしたドリンクはもちろん、中国国内限定デザインのボトルやバッグなど様々な商品が発売されます。
さらに、昨年2022年には、中国大手コーヒーチェーンの瑞幸咖啡(ラッキンコーヒー)は桜モチーフの限定品を出し、大反響を呼びました。
お菓子やスイーツ、コスメにファッションアイテム、果てはPCのガジェットまで。桜・あるいは桜色をした商品は大人気です。
「花七日」という言葉があるように、散るまでたった7日しかない限られた時間に多くの商品を販売しようと各企業はあの手この手で桜グッズを販売しているのです。
なぜ”桜経済”が中国で広まったのか?
なぜ桜グッズは毎年ここまで人気があるのでしょうか?
4つのポイントからその理由を探ってみました。
- 女性が好きなアイテムと親和性がある
桜色のバッグ、桜の香りの香水、桜色のコスメ…桜の要素が加わるだけで温かくて可愛いイメージを与えてくれます。これを嫌がる女性はいないですよね。
- IP価値が高い
「秒速5センチメートル」や「リズと青い鳥」など、桜をテーマに織り込んだ小説や映画は日本のみならず世界的にも人気があります。 - 乙女心をくすぐるデザイン
「桜」の文字には魔法があるように期間限定の桜グッズは女性の心を掴んで離しません。また、近年の女性の消費傾向としても品質よりもデザイン性の高い商品をより追い求めるようになったため、デザイン性の高い桜グッズの売上は右肩上がりとなっているのです。 - 「限定」に引き込まれる
桜のシーズンは短い分、その時にしか味わえない特別な雰囲気があります。2019年に中国で販売されたスターバックスの猫の肉球カップは、あまりの人気の高さに店には長蛇の列を作り、しまいには約5倍の値段で転売されたほどでした。
それほど「期間限定」と「桜」は強い力を持っているのです。
今後も桜ブームは拡大予定
今も昔も私たちは桜に魅せられています。他の花にはない「桜」がもつ魅力はこれからの桜経済をますます活性化させる重要な要素となります。
桜経済は日本で始まり、日本の経済成長のポイントの1つとなりましたが、近年中国でも桜経済が活性化しつつあります。
武漢への花見客周知や、各種オンラインショッピングプラットフォームでの「桜セール」の設置など、中国国内で「春=桜」を定着させようという動きは活発で、大手ブランドも桜の季節に便乗して毎年様々な新商品を発売しています。
一方で「桜の本場といえば日本」というイメージは中国国内で根強くあります。つまり日本ブランドの桜の商品となれば需要も高いです。
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